高野教授のほぼ Daily Reports

このページは読者として主に学生(中学生・高校生から、大学生・大学院生まで)の皆さんを想定して書いています。
コメントなどありましたら、takano@kumamoto-u.ac.jp までメールください。



2005年5月

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0531 実習開始
0530 論文紹介
0528 天気
0527 英語
0526 シドニー・ブ...
0525 論文続き
0524 論文
0521 ブログ
0519 サンダル
0518 論文
0517 遺伝子組換え
0516 タイガーアン...
0514 授業
0512 ホームページ
0511 ブログに挑戦?

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 5月31日 実習開始

今日から2週間実習。実習は学生さんとも比較的話し合いながらすすめることができるし、結構楽しいです。ただ・・・疲れるのは疲れます。ふぇーー。


 5月30日 論文紹介

今日は研究室の論文紹介セミナーで、論文を研究室の皆さんに紹介しました。Cell, 117, 915-925 (2004) です。セミナーの時にも言ったのですが、この論文のように、「あれはそうであったのか!!!」とポンとひざを打つような論文は面白いですね。細菌の細胞分裂は、葉緑体などのオルガネラの分裂と関係があるということもありますし、昔から興味があります。でも、まだまだわからないことが沢山なのですね。


 5月28日 天気

今年の熊本の気候はことのほかよいような気がしますが、皆さんはそう思いませんか?


 5月27日 英語

題とは関係ないですが、2日前に書いたものを読み返していて、やっぱり中途半端になっているのに気付きました。でも、まぁいいですか。続きはそのうち。「科学者Tuさんの英文手紙添削講座」というのをぱらぱらと合間の時間に読んでいます。この本の面白いのは、一つの英文を二人のnative speakerが直しているところ。同じ個所を直しているところも勿論あるのですが、二人の直し方はかなり違います。ワザと違うように直す人を二人連れてきたのではないかと思うくらいです。これ、私にも経験があって、一度英文校閲に出してnative speakerに直してもらった論文があるとします。それを投稿してレビューアーの意見を色々入れて直している内にかなり変更してしまったので、もう一度英文校閲に出すと、英文校閲から返ってきたままで全く弄っていないところも結構直って返ってくるのです。多分、お金を貰っているので直さなくてはいけないという固定観念があるのではないかと思うのですが、どうでしょう。悲しいのは、じゃあ英文校閲一度受けたものと、それを更に直されたものと、どちらがいい英語なのかわからないってことです。これがわかるようになりたい、というのは一つの夢ですが、これこそnative speakerでないと難しいのかもしれません。


 5月26日 シドニー・ブレナーさん自伝

シドニー・ブレナーさんの自伝を読んでいます。ブレナーさんは、北京であった国際遺伝学会議の時に一緒に写真を撮ってもらったことがあります。研究室に飾ってあります。訳は、本業の翻訳者と比較すると少し読みにくい感じがしましたが、内情をよく知っている人だけが入れられる注などもあり、個人的には面白かったです。


 5月25日 論文続き

昨日の続き。お金では解決できないのが、論文の論理構成ですね。こればっかりはお金でなんとかなるものではないと思いますし、それまでしてもらうとすると、じゃあこの論文は誰のものなのか、という根本のところにかかわってくる問題だと思います。で、ここが面白いと昨日は書いた訳ですが、そこで昨日は止まってしまいました。というのは、ここが面白いと感じられるようになったのは、私もつい最近です。50くらいの論文がでてきてから、やっと少なくとも苦痛では無くなってきました。この感覚を伝えるのが難しいので昨日は止まってしまったのですが、誤解を恐れずに言うと、ある意味小説を書くような楽しさがあるんです。論文を書くことで何かができあがってくる、という感覚ですね。わかるかなぁ・・・。


 5月24日 論文

18日の論文とは別の論文2つと格闘中。1つの最終チェックをしながら、もう一つを仕上げています。18日の論文も早く投稿したいのですが、ちょっと置いてあります。残念。
論文を書く時は机の前に座ってうんうん唸りながら考えます。勿論英語で書く訳ですが、最近つくづく感じるのは、結局はどれだけ理路整然と物事を考えられるか、もしくはそのように実験を行ってきているのか、が大切だということです。私も英語は相変わらずなかなかうまくなりませんが、それでもほぼいつも論文にかかわっていますから、少しずつは上手くなっていると思います。でも、必要なのは英語力ではなくて、論旨の構成能力だと思います。英語は、もしうまくなければ凄く日本語の上手いnative speakerに翻訳してもらってもいいのだし、翻訳会社、英文校閲の会社もいろいろとあります。お金を出せば、それはなんとかなる訳です。でも、論文の論理の作り方、というのは他人はやってくれません。でも、ここが実は面白いんです。


 5月21日 ブログ

ブログの読者というのは、300万人以上いるっていう話が新聞に載ってました。本当でしょうか? ちょっと信じられない数字ですね。


 5月19日 サンダル

ずっと使っていたサンダルがとうとう壊れてしまいました。サンダルっていきなり壊れる気がします。気に入って使っていたのに、残念。という訳で、近くの子飼橋商店街に行って、サンダルを買ってきました。500円。ついでに、鮨浪花という店で松前すしなどを買いました。これから食べよう。

うまいっす。


 5月18日 論文

最近ずーと抱えている論文が一つあります。改定に改定を重ねて現在第九版です。やっとできたと思えたので、エディターへの手紙を書いて、英文校閲に出して、投稿です。長かったー、ってまだ投稿するだけなので論文になるのはまだまだ先ですし、まずacceptされないといけないんですけど・・・。


 5月17日 遺伝子組換え

本日は自然システム専攻(博士前期課程)の院生の人を対象とした単発の講義。ここには、地学がメインの人と、生物がメインの人と環境理学メインの人がいるので、話題の選択に苦労しました。最終的には、「遺伝子組換え植物・食品」についてやることにしました。実際に遺伝子組換え植物であるサントリーのムーンダストを見せたり、遺伝子組換え大豆で作った納豆を持ってきて配ったりしたので、それなりに面白い授業ではなかったと思います。途中でプロジェクターが止まってしまって、それはちょっと困りました。もうパワーポイントとプロジェクターがないと授業ができない体質にすっかりなってしまいましたね。


 5月16日 タイガーアンドドラゴン

タイガーアンドドラゴンというドラマを見ています。私はあまり、というかほとんどTVドラマは見ないんですけど、これは見てます。脚本が宮藤官九郎という人で、よく活躍してますよね。これ、毎回落語がネタになっているのですが、毎回どーしても最後の方にならないと落ちを思い出せない。有名な落語ばかりなので、昔読んだりしていたはずなんだけど。中学生の頃に文庫の落語全集(どこのやつか忘れましたが)を全部読んでいるはずなので、最後の最後になると、あーそうだった、と思い出します。落語もいいもんですね。


 5月14日 授業

昨日の1限目の授業はプロジェクターのカギが紛失していて、教科書と板書だけでやった。この頃はプロジェクターと喋りがメインだったのだが、この形式もまんざら捨てたものではないなと思った。マイクがないので大きな声で話さなくてはならないのだが、それも声に力がこもっていいのかもしれない。でも、学生さんに聞かないと授業を受けている人がどう思っているのかはわからないですね。聞いてみよう。


 5月12日 ホームページ

年度が変ってホームページの更新をしないといけないのですが、まだ進んでいません。そんなに大した変更をする訳ではないのですが、特に変更しなくてもなんとかなるということもあり、ついつい後回しになります。でも、誰が見てるんでしょうね。何か見てくれたというのがあると作るモチベーションが上がるような気がしますね。となると、やはり、ブログのようにコメントを書き込める欄が必要ってことですね。ただ私にメール下さいじゃ、駄目なんだ・・・。よく読むと、これ昨日の続きですね。

では、では。


 5月11日 ブログに挑戦?

実は新しいコンピューターが来てから書き始めようかと思っていたのですが、ちょっと事情があってそれが遅れているもので、まずは書いてみようと思い、今書いています。ところでどういうのをブログというのでしょう。ただ、日記のように書いてあるだけのものはブログって言わないんですかね。皆が皆のコメントを読めるというのもいいとは思いますが、ここではとりあえず無しで。コメントしたい人は高野まで直接メールください。そうなると読者は私一人だから、コメントするのもつまんないってなるんですかね。

論文書きの途中に一服でした。