武富研究室
講師: 武富 葉子 詳しくは研究室HPへ >>
無脊椎動物の生体調節機構を、特に甲殻類に属する動物で研究しています。X器官―サイナス腺系や(眼柄内)や内分泌器官(Y器官、造雄腺、大顎器官)を識別し、形態学的手法を主体とし、 実験形態学的方法(移植、除去等)を加えて、その機能(脱皮、体色変化、生殖)やホルモンの化学的性質について研究しています。主として甲殻類の、十脚目、爬行類に属するアメリカザリガニを対象にしていますが、その他遊泳類のミナミヌマエビ、短尾類のサワガニ、異尾目のアナジャコ、等脚目のオカダンゴムシ、ワラジムシ等の動物を用いて比較、検討しています。
アメリカザリガニの神経内分泌系(脳、眼柄、神経等 緑色で示す)と内分泌系(頭胸部にあるY器官と大顎器官、第5歩脚基部にある造雄腺, 黄色で示す)
ヌマエビの眼柄内(X器官)の神経分泌細胞とサイナス腺(軸索末端JとL)の電子顕微鏡写真
(N, 核:M、ミトコンドリア:G、ゴルジ複合体:SG、分泌顆粒:r,RR, 粗面小胞体:GC、グリア細胞)