武富葉子(理学博士)    


電話:096‐342‐3422
Fax:096‐342‐3431
E‐mail:taketomi@gpo.kumamoto-u.ac.jp


1.研究内容

 無脊椎動物の体内調節機構を形態学的、生化学的に研究する事を目的とする。現在、甲殻類に属する動物を対象としている。甲殻類の多くの生理現象は二つの系によって調節されている。
 一つは眼柄内に存在するX器官−サイナス腺系に代表される神経分泌系である。他の一つは上皮性の腺性内分泌器官であるY器官、大顎器官、造雄腺である。これら神経内分泌系、内分泌器官について、形態学的手法を主体とし、実験形態学的方法を加えて、その機能やホルモンの化学的性質について研究している。材料は甲殻類、十脚目の爬行類、異尾類、遊泳類、短尾類、や等脚目に属する動物を使用している。

 1.甲殻類の中枢神経系、眼神経節における神経分泌現象に関する研究

 2.甲殻類の上皮性内分泌器官について:造雄腺の形態学的研究、機能、更にホルモンの抽出、精製に関する研究

 3.甲殻類における他の上皮性内分泌器官、Y器官と大顎器官に関する研究

 4.甲殻類の短尾類に寄生するフクロムシの研究


2.著書

 Atlas of Endocrine Organs (edited by A. Matsumoto and S. Ishii) Endocrine System of Crustaceans pp. 207- 226. Spring-Verlage, New York. 1993.  


3.論文


4.講演発表


5.学生

M1中原 豊
   村田昌宏
4年
栗元 美代子
   洲崎 愛
   松田 憲昌

※背景の写真はオカダンゴムシの造雄腺の電子顕微鏡写真とワラジムシの精巣の光学顕微鏡写真です。


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