平成10年度
熊本大学理学部
地球科学教室年報

No. 9  1999

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はじめに

 地球科学教室年報第9号平成10年度版(平成10年4月〜平成11年3月)をお届けします.今回も昨年と同様に3章構成とし,第1章に教室構成(教官,事務職員,学生)の内訳と卒業生の進路を,第2章に教室運営・行事,第3章に教育研究活動状況をまとめました.理学部の改組により,平成9年4月から2大講座体制(地球物質科学講座と地球変遷学講座)が発足しました.平成10年4月に西山忠男教授が加わり、10月に秋元和實講師が加わり、大学院大学に磯部博志助手が加わりました.学部の学生定員は1学年30名です.われわれも新体制のもと,新たな気持ちで教育,研究内容の充実をはかり,教室のアクティビティーが更に向上して行くことを願っています.

平成11年度地球科学科 学科長 本座栄一


======= 目次 =======

第1章 教室構成

  1. 教官・職員構成
  2. 学生数 卒業生進路

第2章 教室運営・行事など

  1. 教室談話会・特別講演
  2. 集中講義
  3. 紀要の出版状況

第3章 教育研究活動状況

  1. 教官編
  2. 大学院生・研究生編
  3. 卒業論文・修士論文・博士論文


第1章 教室構成

I. 地球科学科教官・職員(平成11年2月現在)

講座

氏名

専門分野

地球物質科学

教授

本座栄一

海洋地学・テクトニクス

教授

西山忠男

岩石学

教授

助教授

尾崎正陽

鉱物学

助教授

渋谷秀敏

古地磁気学

助手

横瀬久芳

地球化学・岩石学

地球変遷学

教授

岩崎泰頴

古生物学

教授

尾田太良

微化石・海洋地質

助教授

長谷義隆

層位学・古生物学

助教授

松田博貴

堆積学

講師

豊原富士夫

構造地質学

講師

秋元和實

微古生物学・古海洋学

助手

木元(徐)学東

微古生物学・古海洋学

大学院
自然科学研究科

助手

磯部博志

鉱物学

事務官  :宮崎紀子
事務補佐員:西 春美

# 嶋田 純(水文学)平成11年4月着任

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II. 在学生数(平成11年2月現在)()内の数は休学で内数

学部生:

1年

2年

3年

4年

31名

36名

38(1)名

32名

137名
理学研究科(修士課程):(1年生は自然科学研究科博士前期課程所属)

修士1年

修士2年

13名

5名

18名
自然科学研究科(博士課程):

博士1年

博士2年

博士3年

2名

1名

4名

7名
研究生:
学部(0),理学研究科(0),自然科学研究科(2)

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III. 卒業および修了後の進路

学部卒業生(30名):
進学(本学大学院 13),研究生(1名),科目等履修生(1),本学他学部編入(1),企業(地質8,建設1;合計9名),教員(1名),未定(9名)
修士課程修了者(10名):
進学(本学大学院2名),企業(地質4),公務員(3)未定(2)
博士課程修了者(2名)
研究公務員(2)

 

 

 

 

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第2章教室運営・行事など

I. 教室談話会

開催回数:6回

講演者:教室外の研究者6名,教室内なし

講演リスト:

平成10年

第108回

M.A. Garces

(京大理)
"Magma accoustics: interpreting the pitch of volcanic eruptions"

第109回

多田隆治

(東大理)
「数千年スケールの気候変動に対する日本海の応答」

第110回

石和田靖章

(資源観測解析C)
「わが国の石油・天然ガス鉱業の現状と将来」

第111回

松岡數充

(長崎大水産)
「表層堆積物に残された渦鞭毛藻シスト群集の変化と閉鎖系沿岸海域での富栄養化」

第112回

林田 明

(同志社大)
「琵琶湖の湖底堆積物に残された古地磁気と古気候」

平成9年

第113回

早坂忠弘

(東北大理)
「雲の衛星リモートセンシング」

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II. 集中講義

多田隆治

東大理

松岡數充

長崎大水産

林田 明

同志社大

早坂忠弘

東北大理

大学院

III. 紀要の出版状況:熊本大学理学部紀要(地球科学)

Vol. 16, No. 1 平成10年3月発行

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第3章 教育研究活動状況

記載項目

  1. 研究テーマ
  2. 学会誌発表
    1. 原著論文(レフェリーのある論文)
    2. 総説、著書(レフェリーなし)
  3. 学会講演発表〔複数著者の場合は講演者にアンダーライン)
  4. 受賞
  5. 研究助成
  6. 所属学会
  7. 学外委嘱委員
  8. 海外からの訪問者,研究員
  9. 海外出張
  10. その他のニュース

I. 教官編

秋元和實

[1]研究テーマ

[2]学会誌発表

  • 秋元和實・平野義明・小林巌雄・渡辺其久男,新潟県油田東縁,笹神丘陵の鮮新統安野川層の年代と古環境.地球科学,52,p.486-497.
  • 秋元和實・渡辺其久男・小林巌雄,新潟県南部,越後湯沢地域の中新統の年代と古環境.地球科学,53,p.147-158.
  • 秋元和實,遠州灘・熊野灘における現生底生有孔虫群集の分布と海洋環境.JAMSTEC 深海研究,14号,p. 389-410.
[5]研究助成
  • 海洋科学技術センター海底下深部構造フロンティア平成10年度受託研究「有孔虫化石による日本周辺沈み込み帯の地殻変動の評価に関する研究」

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磯部博志

[1]研究テーマ
地球環境と深い関係を持つ、地球表層における物質移動を支配する鉱物の形成、変遷過程の研究。特に、ウラン鉱床における風化の進行とウラン鉱物などの進化過程の、二次イオン同位体分析(SIMS)、X線吸収微細構造(EXAFS, XANES)、顕微可視吸収・蛍光スペクトル、カソードルミネッセンス等を用いた解析。
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • Isobe, H., Hidaka, H. and Ohnuki, T. (1998) SIMS analysis of lead isotopes in the primary ore body of the Koongarra deposit, Australia: Behavior of lead in the alteration of uranium minerals, Sci. Basis for Nucl. Waste Manag. XXI. Mater. Res. Soc. Symp. Proc., 506, 687-694.
  • Suzuki, Y., Murakami, T., Kogure, T., Isobe, H. and Sato, T. (1998) Crystal chemistry and microstructures of uranyl phosphates, Sci. Basis for Nucl. Waste Manag. XXI. Mater. Res. Soc. Symp. Proc., 506, 839-846.
  • 磯部博志:酸化還元境界における鉱物化によるウランの固定 (1998) 原子力バックエンド研究, 5, No. 1, 67-72.
  • Iida, Y., Ohnuki, T., Isobe, H., Yanase, N., Sekine, K., Yoshida, H. and Yusa, Y. (1998) Hydrothermal redistribution of rare earth elements in Toki granitic rock, central Japan, Journal of Contaminant Hydrology, 35, 191-200.

b.総説・著書

  • Isobe, H. (1998) Natural Analogue Studies on the Koongarra Uranium Deposit, Australia: Behavior of Uranium and Decay Products in the Environment, Proceedings for international workshop on comparative evaluation of environmental toxicants -Health effects of environmental toxicants derived from advenecd technologies-, Supplment, edited by Inaba, J. and Nakamura, Y., National Institute of Radiological Sciences, Chiba, 29-36.
[3]学会講演発表
  • 磯部博志、永野哲志、日高洋、大貫敏彦 :ウラン鉱床の変質、風化に伴う鉛の挙動、地球惑星科学関連学会合同大会(東京)1998年6月
  • Isobe, H., Hidaka, H. and Ohnuki, T. : Behavior of lead in uranium ore deposit; application of isotope analysis by secondary ion mass spectrometry (SIMS), 8th Annual V.M. Goldschmidt Conference, (Toulouse, France) 1998年8月
  • 磯部博志、佐藤努、赤堀光雄、伊藤昭憲、本橋治彦 : 蛍光EXAFS法によるウラン鉱物の状態分析、日本鉱物学会(福岡)1998年10月
[4]受賞
日本原子力学会論文賞「地層中におけるウランのポスト吸着現象の解明研究」
[6]所属学会
日本鉱物学会、Mineralogical Society of America、Materials Research Society、日本原子力学会

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岩崎泰頴

[1]研究テーマ
  1. 貝類化石群集の古生態学. とくに九州地方の白亜系・古第三系の貝化石群について.
  2. 有明海・八代海の介形虫の研究. とくに浅海および汽水域について.
[2]学会誌発表
b.総説・著書
  • 岩崎泰頴・長谷義隆・豊原富士夫,1998, 1:50,000表層地質図「牛深・魚貫崎」, 土地分類基本調査「牛深・魚貫崎」, 17-18頁.
[6]所属学会
日本古生物学会,日本地質学会,ベントス学会

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尾崎正陽

[1]研究テーマ
  1. ホウ素,フッ素,塩素などの揮発性成分を含有する珪酸塩鉱物の鉱物化学:
    岩石あるいは珪酸塩鉱物類とホウ素,フッ素,塩素などの揮発性成分を含む鉱化流体との反応によって生成されるアルミノ珪酸塩鉱物およびホウ酸塩鉱物の産状と各個鉱物の鉱物学的諸性質の検討,ならびに合成実験によるこれら各鉱物の生成条件,生成環境と鉱物学的諸性質との関係についての検討と考察.
  2. 天水・熱水の作用による鉱物相変化についての鉱物学的検討
    天水・熱水の作用による岩石・鉱物の変質と変質作用により新規に生成された各個鉱物相の鉱物学的性質と母岩の累進変質についての検討と考察.
  3. 古代遺跡出土品(土器,その他)の鉱物学的手法による検討と考察
    古代遺跡より出土した土器,その他の出土品試料の諸性質を鉱物学的研究手法を適用して,検討し考察を行う.熊本大学文学部白木原名誉教授,小畑助教授ならびに熊本県埋蔵文化財センターの協力による鉱物学と考古学との学際的共同研究.

[2]学会誌発表

a.論文
  • 尾崎正陽・八反田浩勝・桑原義博(1999):鹿児島県薩摩硫黄岳火山岩類の地熱変質.熊本大学理学部紀要(地球科学),Vol.16,No.1,pp.1-20.
b.総説・著書
  • 豊原富士夫・尾崎正陽・長谷義隆(1998):土地分類基本調査「三田井・熊田」図幅(表層地質図および説明書).(国土庁・大分県).
[6]所属学会
日本鉱物学会,日本岩石鉱物鉱床学会,日本粘土学会,日本資源地質学会,九州考古学会
[7]学外委嘱委員
国土土地分類基本調査調査検討委員会委員(大分県・国土庁)

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尾田太良

[1]研究テーマ
  1. 新生代の微化石層位学的研究ならびに古海洋の復元に関する研究.
  2. 北西太平洋におけるプランクトンネツトによる 浮遊性有孔虫の生態およびセジメトトラツプに基づく浮遊性有孔虫 群集の季節的変化及び物質循環に関する研究.
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • 荒井晃作,安井 秀,尾田太良,富山県十二町層中部(後期鮮新世)の磁性鉱物量変動と浮遊性有孔虫化石群集に記録された古海洋環境,地質学雑誌,104(8), pp. 525-537, 1998
  • Saito, Y., Katayama, K., Ikehara, K., Kato, Y., Matsumoto, E., Oguri, K.,Oda, M., and Yumoto, M., 1998, Transgressive and highstand systems tract and post-glacial transgression, the East China Sea. Sedimentary Geology, volume/issue. 122/1-4, p. 217- 232
  • Xu X., and Oda M., Surface water evolution of the eastern East China Seaduring the last 36,000 years. Marine Geology,v.156, 285-304, 1999
  • Oda, M., Domitsu, H., Hamada, H., Kuwahara, K., Murakami, T.,and Kikuchi, Y.,1999 Preliminary report on the distribution of planktic foraminifers in surface sediments from the seas off Tokai, Japan. Geological Survey of Japan Cruise Reprot, No. 24, p.191- 198, 1999.
  • Xu X., Oda M.and Y. Saito,Surface water changes of the eastern East China Sea since 24,000 yrs BP; Evidence from planktic foraminifera in three piston cores. Proceedings of an International workshop on sediment transport and storage in coastal sea-ocean system (Land-Sea Link inAsia), p.172-175,Tsukuba, Japan, March, 1999
  • Tsukawaki, S., Ozawa,H., Domitsu, H., Tanaka, Y.,Kamiya, T., Kato, M., and Oda, M.: Preliminary Results from the R.V. Tansei-Maru Cruisew KT97-15 in the Eastern part of the Japan Sea off Tsugaru Peninsula, Northeast Japan-Sediments,Benthic and Planktonic Foraminifers, and Ostracodes-, Bull. Japan Sea Res. Institute, Kanazawa Univ., No. 30, p.99-140, 1999
  • Kitamura, A., H. Matsui and M. Oda. Change in the thickness of the warm Tsushima Current at the initiation of its flow into the Sea of Japan. Paleoceanography, Paleoclimatology, Paleoecology, accepted (1999)
  • Yamasaki, M.and Oda .M., Sedimentaion of planktic foraminifera: in the .East China Sea:Evidence from sediment trap experiment. Deep Sea Research II, prepared ,will be appeared in end of 1999, submitted
b.報告書
  • 堂満華子・村上隆幸・尾田太良,北海道西方日本海東部海域における表層堆積物中の浮遊性有孔虫群集(予察).(北海道西方海域の環境変動に関する総合的研究平成10年度研究概要報告書)p. 81-91,1999
  • 尾田太良,科学研究費(総合研究A)研究成果報告書,pp.166,1999
  • 秋元和實・尾田太良,有孔虫化石による日本周辺沈み込み帯の地殻変動の評価に関する研究,海洋科学技術センター受託研究成果報告書,p.1−9,1999.     
[3]学会講演発表
  • M.Oda, A., Takemoto, A., Shimizu and M., Tsuchihashi, Paleoceanography of the Kuroshio-Oyashio Region off Japan during last 21,000 yrs. 6th International Conference on Paleoceanography (Lisbon, Portugul), 23-28 August, 1998.
  • Xu, X. and Oda, M. Planktic foraminiferal record of the paleoceanography of the eastern East China Sea during the last 20,000 years. 6t International Conference on Paleoceanography (Lisbon, Portugul), 23-28August, 1998.
  • Yamasaki, M. and Oda, M., Transport Pprocesses of Planktic Foraminifera: Seasonal Changes in the East China Sea. 6th International Conference on Paleoceanography (Lisbon, Portugul), 23-28 August, 1998.
  • 山崎 誠,尾田太良,東シナ海の短期間セジメント・トラップ実験における浮遊性有孔虫の輸送過程 日本地質学会第105会学術大会講演要旨集,1998年10月,p. 97,信州大
  • 堂満 華子・尾田 太良,1998.日本海の表層堆積物中における浮遊性有孔虫群集.日本地質学会第105年学術大会講演要旨,1998年10月p. 98,信州大
  • Xu, X., Oda, M. and Saito, Y. Surface water changes of the eastern EastChina Sea since 24,000yrs BP:Evidence from planktic foraminifera in threepiston cores. International workshop on sediment transport and storage incoastal sea-ocean system (Tsukuba, Japan), 15-19 March, 1999. 
[5]研究助成
  • 文部省科研費 基盤研究(A)(代表者):炭酸塩−珪酸塩混合堆積物に記録された最終氷期以降の環境変動
  • 文部省科研費 基盤研究(C)(分担者):浮遊性有孔虫化石群集による鮮新世降の北西大平洋表層水古環境(代表者 熊本大学 徐学東)
  • 文部省科研費 総合研究(A)(分担者):過去15万年間の黒潮変動と海洋環境変遷(代表者 北海道大学 大場忠 道)
  • 海洋科学技術センター受託研究:物質循環過程の歴史的変遷の研究
  • 日本オイルエンジニアリング(石油公団)委託研究:房総半島上総層群中の浮遊性有孔虫化石群集の変動解析
[7]学外委嘱委員
海洋科学技術センター客員研究員
[9]海外出張
6th International Conference on Paleoceanography (Lisbon, Portugul), 23-28 August, 1998.

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木元(徐)学東

[1]研究テーマ
後期第四紀における北太平洋の南西縁及び東シナ海の浮遊性有孔虫化石群集
[2]学会誌発表
  • Xu, X. and Oda, M., 1999. Surface water evolution of the eastern East China Sea during the last 36,000 years. Marine Geology, vol. 156, pp.285-304
[3]学会講演発表
  • ○Xu, X., Oda, M. and Saito, Y. Surface water changes of the eastern East China Sea since 24,000yrs BP: Evidence from planktic foraminifera in three piston cores. International workshop on sediment transport and storage in coastal sea-ocean system (Tsukuba, Japan), 15-19 March, 1999. 
  • Xu, X. and Oda, M. Planktic foraminiferal record of the paleoceanography of the eastern East China Sea during the last 20,000 years. 6th International Conference on Paleoceanography (Lisbon, Portugul), 23-28 August, 1998.
[5]研究助成
  • 文部省科研費基盤研究(C)(2)(代表者):浮遊性有孔虫化石群集による鮮新世以降の北西太平洋表層水古環境
[6]所属学会
日本古生物学会

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渋谷秀敏

[1]研究テーマ
  1. 火山岩の古地磁気:地磁気逆転時の地球磁場のふるまい,特に逆転時等に地磁気がどの程度弱くなるかをニュージーランドオークランドの火山岩試料のテリエ法実験で明らかにする.また,九州の火山岩でオークランドの地磁気エクスカージョン(〜30Ka)に対応する現象を探す.
  2. Ocean Drilling Program 試料の古地磁気:ODP 船上の磁力計の特質をフルに利用する統計とプログラムの開発とそれを利用した地磁気の詳細な変動の研究.
  3. 沈み込み背後のマントル内の対流のシミュレーション:一般の対流では物質が沈み込むところは冷たいところのはずである.しかし,地球の沈み込み帯には火山があって,明らかに他より熱いところに一つになっている.これはプレートテクトニクス成立以来のパラドクスで,まだ十分に理解できていえない.これを,マントルの粘性が温度に非常に強く依存することと,マントルの熱伝導が非常に遅いことから説明できるというモデルを立てて,シミュレーションで再現しようとしている.
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • 渋谷秀敏、綱川秀夫、(1998) 月の核と月磁気/古月磁気学、「遊・星・人」、日本惑星科学会誌、Vol.7, 225-228。

b.総説・著書

  • 渋谷秀敏 (1998): オークランドエクスカージョンの古地磁気強度、味喜大介編「古地磁気学的手法を用いた火山活動史の復元」京都大学防災研究所研究集会報告、9S-4
  • 綱川秀夫、渋谷秀敏、宮川龍洋、眞下茂 (1998): 月・惑星探査における固体電磁気学的観測用機器の基礎開発−ペネトレータ型磁力計開発の基礎研究−、地球惑星観測用搭載機器基礎開発報告書、宇宙科学研究所、Vol.16、1-10。
[3]学会講演発表
  • 山崎知子、渋谷秀敏、阿蘇地域の火山岩を用いた古地磁気永年変化の研究、地球惑星科学関連学会1998年合同大会(東京)、1998年5月
  • Shibuya, H. and Yamasaki, T., Paleomagnetism of the Aso Volcano and the PSVin Kyushu Island, Japan, American Geophysical Union 1998 Fall Meeting, San Francisco U.S.A., December 1998.
[5]研究助成
  • 科学研究費補助金基盤研究(B)(2) 「九州地方の火山岩を用いた過去5百万年の地磁気変動の研究」代表者
  • 科学研究費補助金萌芽的研究 「赤色チャートの二次磁化の研究」代表者
[6]所属学会
地球電磁気・地球惑星圏学会(運営委員:1993-96,Journal of Geomagnetism and Geoelectricity, 編集委員:1996-1997),American Geophysical Union
[7]学外委嘱委員
  • Earth Planets and Space 編集委員
  • 深海調査研究年次計画検討委員会委員(海洋科学技術センター)
  • SELENE 月周回衛星計画磁力計 Sub-PI(宇宙科学研究所、宇宙開発事業団)
[9]海外出張
  • American Geophysical Union fall meeting, San Francisco, 1998年12月6日〜12月12日

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豊原富士夫

[1]研究テーマ
日本列島の形成過程----特に構造運動の性質
 四万十帯以北の形成過程についての議論は数多くなされているが,その根底となるべき層序や大小の地質構造に関する事実の把握が充分であるとは思えない.また,本研究者は,日本列島の形成において最も重要な役割を果たした要因は,プレートのサブダクションに伴ってその前面に生じた熱であると考えており,主要な地質構造の形成もサブダクション帯そのものの内部においてではなく,その前面の高温区内であると考えている.これらのことを踏まえて,次のテーマを設定し,記載的手法を用いて研究を行っている.
  1. 日本列島の形成過程を層序学的,構造地質学的手法を用いて明らかにする.1998年度は三郡帯,黒瀬川帯,四万十帯に重点をおいた.
  2. 過去の造山帯にみられる小地質構造(e.g.小褶曲,マイロナイト,スレート劈開等の組織)を,偏光顕微鏡,微分干渉顕微鏡,電子顕微鏡等によって観察・記載し,また,鉱物学,金属学等の他分野における従来の研究と合わせることによって,その形成のメカニズムや変形時の物理条件,特に温度との関連を明らかにしていく.
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • 東谷謙・豊原富士夫(1998):落射型微分干渉顕微鏡による石英の変形組織観察のための試料作製法.熊本大学理学部紀要(地球科学),Vol.15, No.2, pp.9-18.
[3]学会講演発表
  • 豊原富士夫・村田正文・内田守亮・兼国晋輔 (1998): 九州黒瀬川帯及び周辺部の層序. 日本地質学会105年年会(1998.9.26)
  • 松山朋代・村田正文・豊原富士夫(1998): 球磨川流域・ジュラ系坂本層の放散虫化石層序. 日本地質学会105年年会(1998.9.26)
  • 内田守亮・豊原富士夫・村田正文(1998): 九州中部黒瀬川帯及びその周辺の先白亜系の層序. 日本地質学会105年年会(1998.9.26)
[6]所属学会
日本地質学会,日本地震学会,地すべり学会
[10]その他
豊原富士夫・尾崎正陽・長谷義隆(1998):表層地質図「熊田・三田井」および同説明書. 土地分類図,大分県

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西山忠男

[1]研究テーマ
  1. 変成・火成作用のカイネティクスと拡散の理論的研究
    岩石の形成過程は本質的に非平衡過程であり,岩石の中には様々な非平衡組織・構造が残されている.それらを手がかりにして岩石の生成過程における化学反応,拡散,流体移動,熱伝導,核形成成長などの役割を明らかにすることを目的としている.現在は特にインドネシア・スラウェシ島のビリビリ層状貫入岩体に発達する層状構造の成因を研究している.
  2. 造山運動とテクトニクスに関する理論岩石学的研究
    沈み込み帯における蛇紋石の脱水反応の重要性に着目し,独自の沈み込み帯の岩石学的モデルを構築し,これによって2重深発地震面の形成や島弧における高圧変成帯の上昇問題の解明に取り組んでいる.
  3. 九州の変成岩類の野外地質学的・岩石学的研究
    上の問題と関連し,実際のフィールドワークによって沈み込み帯の岩石学的検討を行うべく,九州の変成岩類の地質調査と岩石学的研究を行っている.特に長崎変成岩類,福岡の三郡変成岩類,大分県佐賀関の三波川変成岩類,熊本県の肥後変成岩類に重点を置いている.
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • T. Nishiyama : Uphill diffusion and a new nonlinear diffusion equation in ternary non-electrolyte system. Physics Earth Planet. Interiors, 107, 33-51, 1998.
  • T. Nishiyama: Kinetic modeling of the coesite - quartz transition in an elastic field and its implication for the exhumation of ultra-high pressure metamorphic rocks. Island Arc, 7,70-81, 1998.

b.総説・著書

  • 鳥海光弘・榎並正樹・平島崇男・渡辺暉夫・S.Wallis・高須晃・西山忠男:21世紀に向けての岩石学の展望−I. 高圧変成帯を中心として−.地質学論集49号,71-88頁,1998年
  • 小畑正明・田切美智雄・有馬真・石渡明・土谷信高・本吉洋一・西山忠男:21世紀に向けての岩石学の展望−II.高温変成帯を中心として−.地質学論集49号,89-106頁,1998年
[3] 学会講演発表
  • 西山忠男・池田剛:熱流と拡散流の相互作用による構造形成.日本地質学会第105年学術大会,1998年.
  • 西山忠男:反応帯の定常拡散モデル−変分原理による再定式化.日本岩石鉱物鉱床学会1998年度学術講演会,1998年.
[5]研究助成
  • 文部省科研費 基盤研究(C)(代表者):「ビリビリアルカリ層状貫入岩体の岩石学的研究」
[6]所属学会
・ 日本地質学会・ 日本岩石鉱物鉱床学会・ 日本鉱物学会・ Mineralogical Society of America ・ The Geochemical Society ・ American Geophysical Union
[7]学外委嘱委員
長崎県地学会理事
[10]その他
  • 東京大学大学院理学系研究科非常勤講師(集中講義:1999年2月)
  • 東京大学地震研究所共同研究(研究集会:1999年3月)

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長谷義隆

[1]研究テ−マ
  1. ロシア,バイカル湖湖底泥堆積物に基づく東アジア地域環境変遷の解析
    ロシア,バイカル湖には約3,000万年前から今日まで厚さ約5kmに及ぶ堆積層が形成されていると考えられている.この堆積物を掘削する国際的プロジェクト(BDP)が1996年,1998年に得たコア試料を花粉分析することで中新世中期から現在までのバイカル湖周辺の植生変遷や環境変化を明らかにする.
  2. 九州の後期新生代陸域環境変遷の解析
    九州の後期新生代の陸域環境変遷を,過去の湖水域に形成された堆積層の花粉分析,大型植物化石の検討に基テいて解析する.特に中部および南部九州には数多くの湖成層が認められ,これらの試料に基づく環境変遷が次第に明らかになってきている.
  3. 南部九州上部新生界の層序学的検討
    南部九州の上部新生界は活発な火山活動による火山噴出物と湖水域,内湾の堆積層が複雑に分布するが,層序の確立とそれに基づく新しいテクトニクス論を検討している.
[2]学会誌発表
a.論文
  • Hase, Y. and Iwauchi, A. (1999): Expansion of Lucidophyllous Forests in the Post Glacial Period in Kyushu, Japan. Kumamoto Journal of Science  (Earth Sciences), Vol. 16, No. 1, pp.33-41.
  • 長谷義隆・岩内明子・石坂信也(1998):中部九州西部熊本地域中期〜後期更  新世の植生変遷.熊本大学理学部紀要(地球科学),第15巻,第2号,pp.51-66.
  • 永尾隆志・長谷義隆・長峰 智・角縁 進・阪口和之(1998):南部九州,肥薩火山岩類のマグマの成因に寄与した“堆積物成分”について−Rh/Wデ  ュアルX管球を用いた低希釈率ガラスビード法による岩石の主成分,微量成分および希土類元素分析の例−.理学電機ジャーナル,29(2),pp.34-46.
  • 永尾隆志・長谷義隆・長峰 智・角縁 進・阪口和之(1998):南部九州の鮮 新世〜更新世肥薩火山岩類の微量元素の特徴−マグマの成因に寄与する“堆積物成分(sediment component)モについて−.山口大学機器分析センター報告,第6号,pp.25-39.

b.総説・著書

  • 尾田武文・佐藤智洋・高原 光・箕浦幸治・長谷義隆・三好教夫・中村俊夫(1998):バイカル湖集水域における最終氷期〜後氷期植生変遷.井上源喜他編:地球環境変動の科学−バイカル湖ドリリングプロジェクト−,古今書院.
  • 豊原富士夫・尾崎正陽・長谷義隆(1998):土地分類基本調査「三田井・熊田」図幅(表層地質図及び説明書).(国土庁・大分県).
  • 熊本自然環境研究会(1998):郷土の自然に親しむ−自然観察の手引き−,(分担)熊本の陸域環境・奥山(地質),里山(各地の里山),草原(阿蘇のカルデラ),人里(位置と地形),地球史における自然環境の成立.
[3]学会講演発表
  • Pliocene vegetational and environmental changes of the Baikal area in Siberia, RussiaムPollen analysis of the BDP96-1 drilling core in Lake Baikal--. BICER, BDP and DIWPA joint Int. Sympo. on Lake Baikal, 1998, Yokohama Japan.
[5]研究助成
受託研究:農水省森林総合研究所(科学技術振興調整費「バイカル湖の湖底泥を用いる長期環境変動の解析に関する国際共同研究」,生物情報グループ)
[6]所属学会
日本地質学会,日本古生物学会,日本第四紀学会,地学団体研究会,日本火山学会,日本花粉学会,堆積学研究会
[7]学外委嘱委員等
国土土地分類基本調査検討委員会委員(国土庁・大分県),国土土地分類基本調査検討委員会委員(国土庁・熊本県),九州中央山地国定公園熊本地域管理計画検討委員,熊本県環境センター環境教育指導者,
[9]海外出張
1998年6月30日−7月15日 ロシア(イルクーツク) バイカル湖BDP98ドリリングコア試料の層相記載のため

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本座栄一

[1]研究テ−マ
  1. 島弧の形成とその生い立ちの研究をしている.日本列島から西太平洋一帯、南太平洋に至る島弧が第三紀にどのようにして形成され、どのように変遷してきたかを調べている.
  2. 上記に関連して縁海の形成と生い立ちの研究をしている.ボルネオ北西の陸上調査から得られた資料をもとに南シナ海の形成を解析している.また、フィリッピン海の形成に関して、航海で得られた資料を解析している.
  3. 海洋底の堆積現象の解明を目指した研究をしている.海洋底の堆積物には沿岸から深海底まで様々な堆積物が見られるが、これらの堆積機構の研究をしている.
[2]学会誌発表
b.総説・著書
  • Honza, E., A guide on shallow water marine geological and geophysical surveys, Geol. Surv. Malaysia, 133p, 1998.
[3]学会講演発表
  • Honza, E., Formation of the West Philippine Basin, Introduction, 1998 W. Pacific Geophysics Meeting, AGU, (July, Taipei)
  • Honza, E., J. Johns, R.M. Banda, The Lupar Fault Zone in Sarawak and its relation to the opening of the South China Sea, GEOSEA 98,( August, Kuala Lumpur).
  • 金松敏也、藤岡換太郎、本座栄一、他、西フィリピン海盆セントラルベイズンフォルトとマリアナ海溝の地形とテクトニクス、地質学会第105年大会(9月、松本)
  • Honza, E., West Philippine Basin and Daito Ridges, SEAS(Science of Southeast Asian Seas) Workshop, (平成11年3月、東京)
[6]所属学会
日本地質学会、日本海洋学会、地震学会、石油技術協会、物理探査学会、日仏海洋学会、海洋調査技術学会、堆積学研究会
[7]学外委嘱委員等
  • 国際誌、Geo-Marine Letters 編集委員
  • 国際誌、Energy Exploration and Exploitation  編集委員
  • 土木学会原子力立地委員会部会委員
  • 核燃料サイクル開発機構海域地質構造マップWG委員
[9]海外渡航
  • マレイシア(7月)、タイワン(8月)
[10]その他
  • SEAS (Science of Southeast Asian Seas) Workshop, Chairman (平成11年3月、東京)

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松田博貴

[1]研究テーマ
  1. 炭酸塩堆積物の堆積作用と続成作用:炭酸塩堆積物の堆積作用ならびに続成作用を規制する地質学的・生物学的・海洋学的・物理化学的・地球化学的要因について,地表調査または柱状試料を基に,種々の分析を通して検討する.
  2. 堆積物に記録された環境変動:堆積物中に様々な形で記録ウれた環境変化を各種分析より明らかにし,地球表層の環境変動と堆積物の堆積作用及び続成作用との関係について検討する.特に海水準変動ならびに気候変動に伴う炭酸塩堆積体の成立・発達・維持・消滅,初期続成作用の定量的評価について検討する.
  3. 炭酸塩岩貯留岩の形成過程:炭酸塩堆積物の堆積作用及び続成作用は,地球表層における環境変動を如実に反映するだけでなく,炭酸塩岩中の孔隙のジオメトリーを規制し,炭化水素鉱床の形成に大きな影響を及ぼす.種々のデータ解析により炭酸塩岩貯留岩の発達様式及び規制要因について検討する.
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • 松田博貴・熊井教寿,1999,陸水性続成作用による炭素・酸素同位体組成変化の時間スケ−ル.熊本大学理学部紀要,16,21-32.
a.総説・著書等
  • 松田博貴・熊井教寿,1999,炭素・酸素安定同位体組成に基づく環境変動解析に及ぼす陸水性続成作用の影響−特に陸水性続成作用による炭素・酸素同位体組成変化の時間スケ−ルについて−.文部省科学研究費補助金基盤研究 (A)「炭酸塩−珪酸塩混合相堆積物に記録された最終氷期以降の環境変動」(代表:尾田太良)研究成果報告書,79-101.
  • 熊井教寿・松田博貴,1999,炭酸塩堆積物の陸水性続成作用の時間スケールとそのメカニズム−鹿児島県喜界島に分布する石灰質砂丘砂層において−.文部省科学研究費補助金基盤研究 (A)「炭酸塩−珪酸塩混合相堆積物に記録された最終氷期以降の環境変動」(代表:尾田太良)研究成果報告書,102-123.
  • 松田博貴,1999,Arun油田における続成作用の炭酸塩岩貯留岩性状に与える影響についての研究.石油公団受託研究報告書.
[3]学会講演発表
  • 松田博貴・松田文彰・石田 聖,1998,東南アジア中新統炭酸塩岩貯留岩の続成作用とその規制要因.地質学会第105年学術大会個人講演(松本).1998年9月
  • 平塚美友紀・松田博貴,1998,沖縄本島下部更新統知念層の堆積相に基づく堆積環境の復元.地質学会第105年学術大会個人講演(松本).1998年9月
  • 山田茂昭・松田博貴,1998,沖縄県与那国島に分布する琉球層群の層序と堆積相.地質学会第105年学術大会個人講演(松本).1998年9月
  • 熊井教寿・松田博貴,1998,鹿児島県喜界島の時代の異なる砂丘層中における陸水性続成作用の相違.地質学会第105年学術大会個人講演(松本).1998年9月
  • 寺田 縁・松田博貴,1999,長崎県脇岬・沖縄県備瀬崎におけるビ−チロックの地質学的研究.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • 室谷俊秋・松田博貴,1999,沖縄県久米島完新統砂丘砂層における陸水性続成作用について.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • 古田徳仁・松田博貴,1999,始新統−漸新統伊王島層群中の異なる堆積環境における砂岩の堆積岩岩石学的特徴.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • 橋本直明・松田博貴,1999,沖縄県南大東島の鮮新統−更新統炭酸塩岩の岩相と層序.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • 山田茂昭・松田博貴,1999,沖縄県与那国島の琉球層群の層序に基づくサンゴ礁発達史の復元.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • 平塚美友紀・松田博貴,1999,沖縄本島琉球層群知念層の堆積相に基づく堆積環境の復元.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • 熊井教寿・松田博貴,1999,陸水性続成作用の時間スケ−ルとそのメカニズム−鹿児島県喜界島の石灰質砂丘砂層において−.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • 松田博貴・町山栄章,1999,ODP Leg 182.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
[5]研究助成
  • 文部省科研費基盤研究(B)(代表者):炭酸塩続成作用から読み取る海水準変動と気候変動
  • 文部省科研費基盤研究(A)(分担者):有明・八代海沿岸域の自然環境評価と環境共生型社会基盤整備に関する研究(代表者 熊本大学 滝川 清)
  • 文部省科研費基盤研究(A)(分担者):炭酸塩−珪酸塩混合相堆積物に記録された最終氷期以降の環境変動(代表者 熊本大学 尾田太良)
  • 文部省科研費国際学術研究(分担者):深海掘削試料解析・孔内長期観測による地球ダイナミックスの研究(代表者 東京大学 平 朝彦)
  • 石油公団受託研究:Arun油田における続成作用の炭酸塩岩貯留岩性状に与える影響についての研究
[6]所属学会
日本地質学会 ,日本地球化学会, 石油技術協会 ,堆積学研究会,炭酸塩コロキウム ,第四紀学会,日本サンゴ礁学会,有明・八代海沿岸域環境研究会,Society for Sedimentary Geology,International Association of Sedimentologists
[7]学外委嘱委員
  • 石油技術協会探鉱技術委員会炭酸塩分科会委員
  • 炭酸塩コロキウム常任幹事
  • CONCORD国内連絡委員会気候変動と海面変動ワーキンググループ委員
  • IAS National Correspondant(国際堆積学会国際通信員日本代表)
  • 国際深海掘削計画(ODP)浅海システムプロジェクト計画グループ日本代表委員
  • 国際深海掘削計画(ODP)国内研究計画委員
  • 17期学術会議地質学研究連絡委員会堆積学小委員会委員
[9]海外出張
  • 国際深海掘削計画(ODP)Leg 182: Great Australian Bight.1998年10-12月
  • マレ−シア国営石油会社ペトロナス社コア観察(クアラルンプ−ル).1999年2月
[10]その他
  • 日本地質学会第105年学術大会セッション「炭酸塩地球化学から読み取る環境変動」コンビナー.1998年9月
  • 国際深海掘削計画(ODP)Leg 182乗船研究員.1998年10-12月

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横瀬久芳

[1]研究テーマ
  1. マグマの発生機構の解明
  2. 地殻の進化過程と物質循環
  3. 火山とテクトニクスの関連
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • 横瀬久芳・菊池航・長尾敬介・小玉一人(1998)九州南西部矢筈岳火山岩類のK-Ar年代,岩鉱,93,151-161.
[3]学会講演発表
  • Yokose H. and Inoue T. (1998), Chemical evolution of rhyolitic magma in Aira Caldera, south Kyushu, Japan: zoned magma chamber or progressive partial melting. AGU 1998 Fall Meeting (San Francisco).
  • Nakada S. and Yokose H. (1998), Pliocene-Pleistocene volcanism in Sendai area, southwest Kyushu, Japan: implication for the opening of Okinawa trough. AGU 1998 Fall Meeting (San Francisco).
  • Taguchi Y. and Yokose H.(1998), Geochemical character of dacitic rocks from Unzeb volcano in Beppu-Shimabara graben, central Kyushu, Japan. AGU 1998 Fall Meeting (San Francisco).
  • Yasuhara M. and Yokose H.(1998), Origin of trachytic rocks of Aso volcano on volcanic front in central Kyushu, Japan. AGU 1998 Fall Meeting (San Francisco).
  • Nakamura Y. and Yokose H.(1998), Origin of rhyodacite magma from Ata caldera south Kyushu, Japan: implication for crustal evolution. AGU 1998 Fall Meeting (San Francisco).
[6]所属学会
火山学会,岩鉱学会,地球化学会,IAVCEI, AGU

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II. 大学院生および研究生

[2]学会誌発表
a.原著論文
  • Miyata, K., 1998MS, Eocene mammals from the Akasaki Formation, Kumamoto Prefecture, Japan. Doctoral dissertation to the Graduate School of the Science and Technology, Kumamoto University , 200pp. (熊本大学大学院自然科学研究科博士課程学位論文)
  • Miyata, K. and Tomida, Y., 1998, A new tillodont from the early Middle Eocene of Japan and its implication tothe subfamily Trogosinae (Tillodontia:Mammalia). Paleontological Research, vol. 2, no. 1, p. 53-66.
  • Miyata, K. and Tomida, Y., 1998, Trogosus-like tillodont (Tillodontia, Mamm alia)from the early Middle Eocene of Japan. Paleontological Research, vol. 2, no. 3, p. 193-198.
  • Yamasaki, M.and Oda .M., Sedimentaion of planktic foraminifera: in the .East China Sea:Evidence from sediment trap experiment. Deep Sea Research II, submitted,1999
b.総説・著書等
  • 熊井教寿・松田博貴,1999,炭酸塩堆積物の陸水性続成作用の時間スケールとそのメカニズム−鹿児島県喜界島に分布する石灰質砂丘砂層において−.文部省科学研究費補助金基盤研究 (A)「炭酸塩−珪酸塩混合相堆積物に記録された最終氷期以降の環境変動」(代表:尾田太良)研究成果報告書,102-123.
  • 尾田太良・椎原美紀(1998):鮮新統津房川層中のスランプ堆積層、日本地質学会西日本支部(編)[西日本の地質めぐり]CD-ROM版,日本地質学会西日本支部発行.
  • Oda, M., Domitsu, H., Hamada, H., Kuwahara, K., Murakami, T.,and Kikuchi, Y.,1999 Preliminary report on the distribution of planktic foraminifers in surface sediments from the seas off Tokai, Japan. Geological Survey of Japan Cruise Reprot, No. 24,  p.191-198, 1999.
  • 堂満華子・村上隆幸・尾田太良,北海道西方日本海東部海域における表層堆積物中の浮遊性有孔虫群集(予察).(北海道西方海域の環境変動に関する総合的研究平成10年度研究概要報告書)p. 81-91,1999

[3]学会講演発表

  • 内田守亮・豊原富士夫・村田正文(1998): 九州中部黒瀬川帯及びその周辺の先白亜系の層序. 日本地質学会105年年会(1998.9.26)
  • 熊井教寿・松田博貴,1998,鹿児島県喜界島の時代の異なる砂丘層中における陸水性続成作用の相違.地質学会第105年学術大会個人講演(松本).1998年9月
  • 熊井教寿・松田博貴,1999,陸水性続成作用の時間スケ−ルとそのメカニズム−鹿児島県喜界島の石灰質砂丘砂層において−.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • Taguchi Y. and Yokose H.(1998), Geochemical character of dacitic rocks from Unzeb volcano in Beppu-Shimabara graben, central Kyushu, Japan. AGU 1998 Fall Meeting (San Francisco).
  • 寺田 縁・松田博貴,1999,長崎県脇岬・沖縄県備瀬崎におけるビ−チロックの地質学的研究.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • 堂満 華子・尾田 太良,1998.日本海の表層堆積物中における浮遊性有孔虫群集.日本地質学会第105年学術大会講演要旨,1998年10月p. 98,信州大
  • Nakada S. and Yokose H. (1998), Pliocene-Pleistocene volcanism in Sendai area, southwest Kyushu, Japan: implication for the opening of Okinawa trough. AGU 1998 Fall Meeting (San Francisco).
  • Nakamura Y. and Yokose H.(1998), Origin of rhyodacite magma from Ata caldera south Kyushu, Japan: implication for crustal evolution. AGU 1998 Fall Meeting (San Francisco).
  • 橋本直明・松田博貴,1999,沖縄県南大東島の鮮新統−更新統炭酸塩岩の岩相と層序.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • 平塚美友紀・松田博貴,1998,沖縄本島下部更新統知念層の堆積相に基づく堆積環境の復元.地質学会第105年学術大会個人講演(松本).1998年9月
  • 平塚美友紀・松田博貴,1999,沖縄本島琉球層群知念層の堆積相に基づく堆積環境の復元.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • 古田徳仁・松田博貴,1999,始新統−漸新統伊王島層群中の異なる堆積環境における砂岩の堆積岩岩石学的特徴.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • 松山朋代・村田正文・豊原富士夫(1998): 球磨川流域・ジュラ系坂本層の放散虫化石層序. 日本地質学会105年年会(1998.9.26
  • 室谷俊秋・松田博貴,1999,沖縄県久米島完新統砂丘砂層における陸水性続成作用について.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月
  • Yasuhara M. and Yokose H.(1998), Origin of trachytic rocks of Aso volcano on volcanic front in central Kyushu, Japan. AGU 1998 Fall Meeting (San Francisco).
  • Yamasaki, M. and Oda, M., Transport Pprocesses of Planktic Foraminifera : Seasonal Changes in the East China Sea. 6thInternational Conference on Paleoceanog raphy (Lisbon, Portugul), 23-28, August, 1998.
  • 山崎 誠,尾田太良,東シナ海の短期間セジメント・トラップ実験における浮遊性有孔虫の輸送過程、日本地質学会第105会学術大会講演要旨集,1998年10月,p. 97,信州大
  • 山崎知子、渋谷秀敏、阿蘇地域の火山岩を用いた古地磁気永年変化の研究、地球惑星科学関連学会1998年合同大会(東京)、1998年5月
  • Shibuya, H. and Yamasaki, T., Paleomagnetism of the Aso Volcano and the PSVin Kyushu Island, Japan, American Geophysical Union 1998 Fall Meeting, San Francisco U.S.A., December 1998.
  • 山田茂昭・松田博貴,1998,沖縄県与那国島に分布する琉球層群の層序と堆積相.地質学会第105年学術大会個人講演(松本).1998年9月
  • 山田茂昭・松田博貴,1999,沖縄県与那国島の琉球層群の層序に基づくサンゴ礁発達史の復元.第17回炭酸塩コロキウム(油壷).1999年3月

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III. 卒業論文・修士論文・博士論文

卒業論文

赤嶺辰之助

福岡県八女−久留米地域の三群変成岩の地質構造

新井千鶴

大分県湯布院町塚原酸性白土鉱床に見られるシリカ鉱物

井上奈保美

緑川ロックフィルダムの堤体における岩石の風化について

田副瑠美子

SKY-C1コアの浮遊性有孔虫群集からみたシャツキーライズにおける過去15万年間の海洋環境変動

宇田理重

シャツキーライズMTD-02における現生浮遊生有孔虫の生息深度について

大田幸宏

大分県野上層の”縞状珪藻土”の花粉化石

大津信輔

化石車軸藻研究

大野 宏

Scapolite group の鉱物学的研究

後藤優文

大分市鶴崎台地に分布する碩南層群・大分層群の層序

高山香織

バイカル湖ボーリングコアの花粉分析による古解析

田中寛人

熊本県牛深市魚貫町周辺の地質と貝化石

津野幸一郎

背振山地南東端部地域のマイロナイト

寺田 緑

温帯型/熱帯型ビーチロックの地質学的研究と検討

鳥原陽亨

Vesuvianaiteの化学式の再検討と生成条件の基礎的検討

長塩絵里

黒瀬川帯に分布するチャートの地球化学的研究

中野明美

長崎県崎戸地域における西彼杵層群の貝類化石群集

伯野禎祥

熊本大学医学部構内出土奈良時代後期土師器の鉱物学的手法による検討

橋本直明

沖縄県南大東島の鮮新−更新統炭酸塩岩の岩相と層序

林 靖啓

東濃ウラン鉱床の堆積岩についての地球化学的研究

平田香織

エクスカージョン期の古地磁気強度の研究

本城 哲

Aso-2 火砕流の古地磁気方位

毎熊克政

岐阜県各務原市木曾川沿いの赤色チャートの二次磁化とスフェリュールの関係

松山寿継

天草上島南東沿岸部の花崗岩類のマイロナイトに観察される微分干渉顕微鏡下での変形組織

宮脇 崇

兵庫県大屋市場地域に発見されたジュラ系

室谷俊秋

沖縄県久米島完新統砂丘層における陸水性続成作用について

安原正博

阿蘇火砕流堆積物の地球化学的特徴

田口雄一

雲仙火山を構成する火山岩の地球化学的特徴

中村靖彦

南九州、阿多カルデラを形成したマグマの起源

深町健史

二畳系小崎層中の花崗岩礫の地球化学的特徴

古田徳仁

始新−漸新統伊王島層群の異なる堆積環境における砂岩の堆積岩岩石学的特徴

修士論文

内田守亮

九州黒瀬川帯及びその周辺の層序

熊井教寿

炭酸塩堆積物の陸水性続成作用のメカニズム

佐藤奈々

東濃ウラン鉱床付近の風化花崗岩の希土類元素パターン

堂満華子

日本海における表層堆積物中の浮遊性有孔虫群集

中田里美

南九州川内地域における鮮新世から更新世の火山活動

平塚友紀

沖縄本島琉球層群知念層の堆積相に基ずく堆積環境の復元

北城 諭

高度変成岩及びミグマタイト類における副成分鉱物の挙動

松山朋代

九州黒瀬川帯のジュラ系の放散虫化石層序

山崎惟善

高知県宿毛地域における白亜系四万十帯と古第三系中村−瀬戸川帯付近の層序・地質構造の再検討

山田茂昭

与那国島に分布する琉球層群のサンゴ礁発達史

博士論文

宮田和周

熊本県赤崎層から産出した始新世哺乳類化石

張 峯軍

中国奏嶺山地の寛坪層群の変成火山岩類と松樹溝オフィオライト帯の高圧変成岩

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平成11年5月6日 発行