談話会の案内

2016年度

日時:平成28年6月9日(木) 16:30--17:30
(通常と曜日が異なりますのでお気をつけ下さい)
場所:数理演習室(DC301室) 講演者:川中 宣明 氏(大阪大学名誉教授) 題名:可解ゲームの世界へ 概要:代数方程式に始まり非線形偏微分方程式、統計力学モデルなどに至るまで「可解性」をめぐる多くの研究が繰り広げられている。ゲームについても可解性の数学的研究ができるのではないか?

日時:平成28年9月28日(水) 16:30--17:30 場所:数理演習室(DC301室) 講演者:秋山 茂樹 氏(筑波大学) 題名:力学系の自己相似性 概要:ポアンカレの再帰性により確率空間の保測変換があれば、これを測度正の部分集合に制限した力学系が定義できる。この部分集合上の力学系が元のものと同型であるとき自己誘導的という。自己誘導性に表れる特別な代数的数(Pisot数,Salem 数など)が興味の対象である。本講演ではその枠組みの面白さを例を用いて説明したい。

日時:平成28年11月9日(水) 16:30--17:30 場所:数理演習室(DC301室) 講演者:大坪 紀之 氏(千葉大学) 題名:虚数乗法を持つモチーフの周期とレギュレーターについて 概要:虚数乗法を持つ楕円曲線の周期はガンマ関数の有理数における特殊値で書ける、というのは有名なLerch-Chowla-Selberg公式であり、その一般化がGross-Deligneによる周期予想である。この予想とそのレギュレーターに対する類似について最近得られた結果、またL関数の特殊値との関係について述べる。これは朝倉政典氏との共同研究である。

日時:平成28年11月16日(水) 16:30--17:30 場所:数理演習室(DC301室) 講演者:山川 大亮 氏(東京工業大学) 題名:Riemann-Hilbert-Birkhoff対応 概要:有理型関数を係数とする線形常微分方程式の 大域的構造を決定するものとして, 解の特異点における漸近挙動の変化や 解析接続の振る舞い等を記述した モノドロミー・Stokesデータと呼ばれるものがあり, 微分方程式からモノドロミー・Stokesデータへの対応は ある二つの圏の間の同値として定式化され, Riemann-Hilbert-Birkhoff対応と呼ばれる. 本講演ではPhilip Boalch氏と講演者による Riemann-Hilbert-Birkhoff対応の一つの定式化について解説し, また最近得られたその放物版を紹介する.

日時:平成29年1月25日(水) 16:30--17:30
場所:自然科学研究棟3階 数理演習室(DC301室) 講演者:中野史彦氏(学習院大学理学部) 題名:Density of states and level statistics for 1d Schroedinger operators 概要: This is a joint work with Prof. S. Kotani (Osaka Univ.).
We consider the 1d Schroedinger operator with random potential decaying of order α.
The spectral properties is known to have a transition at α = 1/2.
The results are :

(1) the fluctuation of density of states with different behavior depending on α,
(2) the level statistics asymptotically obeys clock, Sine_{β}, and Poisson processes for super-critical, critical, and sub-critical cases, respectively.