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 D活性サイト科学研究室

 
 

2014年度

3月26日(木)

ポーランド・クラコフの名門ヤギェヴォ大学を訪問し、ポーランド初の放射光施設Solarisを視察しました(写真)。また物理学研究所(写真、中央は炭素原子を模した物理学のシンボル)で「X-ray fluorescence holography: beyond conventional diffraction for structural characterisations」の講演を行いました。

3月25日(水)

卒業式がありました。研究室の出口雄樹君が卒業しましたが、ひき続き大学院生として研究室に残ります。


3月24日(火)

チェコのパルドゥビチェ大学の学長Ludwig教授と面会し、大学間交流について意見交換を行いました。学長は8月7日から韓国・釜山での国際会議に来られるので、8月5日か6日に熊本大学を訪問したい意向です。

3月23日(月)

チェコのパルドゥビチェ大学・化学工学部を訪問し、「Anomalous x-ray scattering for amorphous semiconductors」および「Recent studies on characterizations of three-dimensional atomic configurations by x-ray fluorescence holography」の講演を行いました。

3月19日(木)

東京都目黒区の東京大学駒場キャンパスで開催された、日本金属学会第156回春期講演大会の公募シンポジウム「シンクロ型LPSO構造の構造科学」で、「X線非弾性散乱によるMg-LPSO相18Rのフォノン励起の研究」の講演を行いました。

3月17日(火)

つくば市のつくば国際会議場で開催された、第3回物構研サイエンスフェスタで、「蛍光X線ホログラフィーによる機能性材料の3D原子イメージ」 のポスター発表を行いました。

3月16日(月)

3月11日に掲載決定された論文の掲載誌はPhysica Status Solidi (b)となりました。

つくば市のつくば国際会議場で開催された、2014年度MLF液体・非晶質材料分科会ユーザーズ・ミーティングで「異常分散X線散乱と中性子回折によるZr45Cu45Ag10金属ガラスの構造解析」の依頼講演を行いました。

3月14日(土)

京都府木津川市の国際高等研究所で開催された、新学術領域「3D活性サイト科学」平成26年度成果報告会に参加し、「インバー合金の局所構造」のポスター報告を行いました。

3月13日(金)

山形大学米沢キャンパスで開催された、東北放射光施設(SLiT-J)山形シンポジウム~放射光で切り拓く次世代地域創成研究拠点~で「蛍光X線ホログラフィーを用いた機能性材料の3D活性サイト科学」の依頼講演を行いました。写真は、米沢駅の新幹線つばさ号です。

3月11日(水)

昨年9月に新潟で開催されたた第19回3元系および多元系に関する国際会議で発表した抄録論文「Structural studies on TlInSe2 thermoelectric material by x-ray fluorescence holography, XAFS, and x-ray diffraction」がPhysica Status Solidiに掲載されることが決定しました。まだ、(a)か(c)かは検討中のようです。TlInSe2熱電材料の原子配列の温度変化を蛍光X線ホログラフィー、XAFS、およびX線回折を駆使して詳細に調べた結果を報告しました。

3月6日(金)

3月6-7日に軽井沢プリンスホテルウェストで行われた、新学術領域「シンクロ型LPSO構造」平成26年度研究成果報告会で、「X線非弾性散乱によるLPSO18R多結晶のミクロな弾性的性質の研究」の報告を行いました。写真はその後訪れた群馬県横川駅です。横川ー軽井沢間の信越本線は廃線になっていますが、名物峠の釜めしは残っていました。

3月5日(木)

本年6月に、ロシアのトリアッティとサンクトペテルブルグで開催される、マグネシウム合金に関する日露セミナーでの講演を依頼されました。題目は「Microscopic elastic properties of Mg LPSO alloys by inelastic x-ray scattering」としました。

3月2日(月)

茨城県東海村にある中性子施設J-PARCの物質・生命科学実験施設 (MLF)で中性子ホログラフィー実験を試みましたが、あまり中性子ビームに恵まれませんでした。M1の上村君も参加しました。(写真:ホールで時間待ちの八方君)

2月28日(土)

昨年の8月に韓国•済州島で開催された、第19回非酸化物および新規光学ガラスに関する国際会議でポスター発表したドイツの共同研究者Jens君の抄録論文「Local structure of room-temperature superionic Ag-GeSe3 glasses」が、Journal of Non-Crystalline Solidsに掲載されることが決定しました。GeSe3-Ag超イオン導電性ガラスの原子配列を、ヨーロッパの放射光施設ESRFのビームラインBM02でのX線異常散乱実験と逆モンテカルロ計算の組み合わせによって明らかにしました。

2月27日(金)

今年10月11日(日)から16日(金)まで韓国・済州島で行われる、第10回マグネシウム合金とその応用に関する国際会議に、「Microscopic Elastic Properties of Polycrystalline Mg85Zn6Y9 Alloy with Long-Period Stacking Ordered 18R Phase Investigated by Inelastic X-ray Scattering」が、口頭発表に採択されました。また、共同研究者の東北大林先生の「Local structure analysis of Mg85Zn6Y9 by X-ray fluorescence holography」もポスター発表に採択されました。

2月20日(金)

昨年熊本で開催された、第2回長周期積層秩序構造と関連物質に関する国際シンポジウムの抄録論文 "Microscopic elastic properties of polycrystalline Mg85Zn6Y9 alloy with long-period stacking ordered 18R phase investigated by inelastic x-ray scattering"がMaterials Transactionに掲載されることが決定しました。LPSO構造を持つMg合金のミクロな弾性的性質を、SPring-8BL35XUビームラインで、X線非弾性散乱実験により観察した結果です。

2月12日(木)

昨年行われた、材料科学会秋季大会「MRS Fall Meeting」の抄録レビュー論文 "Anomalous x-ray scattering on chalcogenide glasses"がMRS Proceedings 1757, mrsf14-1757-uu06-05 (2015)に掲載されました。

1月31日(土)

1月25日(日)から31日(土)まで、SPring-8のBL13XUビームラインで出口君とともに蛍光X線ホログラフィー実験を手伝いました。(写真:実験中の熊本大、広島市立大、岡山大の学生さんたち)

1月28日(水)

論文 "Oxygen 2p partial density of states and bond angles around O atoms in SiO2 glass"が、雑誌Journal of the Physical Society of Japan 84, 024605 (2015)に掲載されました。 SiO2ガラスの2p部分価電子状態を、PF-KEKのBL2Cビームラインで軟X線発光分光によって調べた結果を、熊本大学下條研究室の行った第一原理分子動力学計算により検証し、Si-O-Si結合角を同定しました。

1月19日(月)

論文 "Transverse excitations in liquid Fe, Cu and Zn"が、英国の物理学雑誌Journal of Physics: Condensed Matterに掲載されることが決定しました。液体鉄、銅、亜鉛に横波音波が存在し、その励起エネルギーからミクロな弾性的性質を明らかにしました。

1月15日(木)から19日(月)まで、SPring-8BL35XUビームラインで、福岡大学理学部化学科の吉田さんの生体物質のX線非弾性散乱実験をお手伝いしました。

1月11日(日)

あけましておめでとうございます。1月10日(土)から12日(月・祝)まで、草津市の立命館大学びわこ・くさつキャンパスで開催された、第28回放射光学会年会放射光科学合同シンポジウムに参加し、「蛍光X線ホログラフィーによるMnをドープしたBi2Te3トポロジカル絶縁体の局所原子配列」の口頭発表をしました。

12月23日(火)

先日行った大学院先端科学特別講義「ミクロからマクロまでの各階層とそれをつなぐ物理学」での講義内容をLECTURESにupしました。

12月21日(日)

12月12日(金)から26日(金)までの2週間、PF-KEKのBL6Cビームラインで、生体物質、太陽電池材料、トポロジカル絶縁体などの、蛍光X線ホログラフィー実験を行いました。大変大勢の人たちでにぎわっています。(右写真:実験をする白方さんなど愛媛大学と八方君など広島市立大学の人たち)

12月17日(水)

先日行われた材料科学会秋季大会「MRS Fall Meeting」の抄録レビュー論文 "Anomalous x-ray scattering on chalcogenide glasses"がCambridge Journals Onlineの2014 MRS Fall Meeting proceedingsに掲載されることが決定しました。

12月16日(火)

12月11日(木)から16日(火)まで、SPring-8BL35XUビームラインで、新学術領域「シンクロ型LPSO構造」のテーマとしてMg関連物質のX線非弾性散乱実験を行いました。

12月11日(木)

論文 "Oxygen 2p partial density of states and bond angles around O atoms in SiO2 glass"が、雑誌Journal of the Physical Society of Japanに掲載されることが決定しました。 SiO2ガラスの2p部分価電子状態を、PF-KEKのBL2Cビームラインで軟X線発光分光によって調べた結果を、熊本大学下條研究室の行った第一原理分子動力学計算により検証し、Si-O-Si結合角を同定しました。

12月3日(水)

11月30日(日)から12月5日(金)までアメリカ・ボストンで開催された材料科学会秋季大会「MRS Fall Meeting」のシンポジウム「Structure-Property Relations in Amorphous Solids」で招待講演 "Anomalous x-ray scattering on chalcogenide glasses"を行いました。(右上写真:訪れたボストンの名所。右下写真:Freedom Trail道案内の赤煉瓦)

12月1日(月)

論文 "Microscopic structure analysis in disordered materials using anomalous x-ray scattering"は、Zeitschrift für Physikalische Chemie 228, 1005–1031 (2014) に既に掲載されていました。ドイツの共同研究者が、X線異常散乱技術をレビューとしてまとめたものです。

11月25日(火)

論文 "Local clusters in a distorted rocksalt GeTe crystal found by x-ray fluorescence holography"が、雑誌Journal of the Physical Society of Japan 83, 124602 (2014)に掲載されました。GeTe薄膜単結晶のGeのまわりの局所構造をPF-KEKのBL6Cビームラインで蛍光X線ホログラフィーによって調べた結果を、熊本大学下條研究室の行った第一原理分子動力学計算により検証しました。(右図:GeのまわりのTeの3次元像)

11月21日(金)

第1回「3D活性サイト科学」公開ワークショップが、新大阪のCIVI研修センター新大阪東で開催されました。これまでの成果を「蛍光X線ホログラフィーによる機能性物質の局所構造の研究」としてポスター発表してきました。

11月16日(日)

仙台出張の合間に青葉城址を訪れました。(右写真:伊達政宗の騎馬像)

11月11日(火)

SPring-8BL35XUビームラインでドイツ・マルブルク大学W.-C. Pilgrim教授のグループの学生Jens君のX線非弾性散乱実験を手伝いました。

10月31日(金)

英国の放射光施設Diamond Light Sourceでビームライン・サイエンティストをしておられる荒木暢博士に来ていただき、「軟X線走査型顕微分光法の現状と将来展望」の講演をしていただきました。

10月29日(水)

熊本大学医学部で開催された第2回熊本大学医工連携フォーラムで、「新学術領域「3D活性サイト科学」と医の連携」という題目でポスター発表をしました。

10月27日(月)

京都市の京都テルサで開催された第58回日本学術会議材料工学連合講演会で、研究報告「X線非弾性散乱によるMg-LPSO相のフォノン励起の研究」を行いました。

10月24日(金)

論文 "Applications of x-ray fluorescence holography to determine local lattice distortions in materials"は、Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena 195, 337–346 (2014)に既に掲載されていました。共同研究者である東北大金研林好一先生が蛍光X線ホログラフィーを物質の格子ひずみの決定に用いた最近の研究のレビューを行っています。

10月21日(火)

研究室の名前を「3D活性サイト科学研究室」と変更しました。何をやっているのか、相変わらずわからないかもしれませんが、、、

10月19日(日)

高エネルギー加速器研究機構の小林ホールで開催されたPF研究会「高輝度真空紫外・軟X線を利用した次世代サイエンス」に参加し、この分野の最近の動向の情報を集めてきました。

10月17日(金)

SPring-8のBL39XUビームラインで蛍光X線ホログラフィー実験を行い、東北大林先生、広島市大八方先生と3つの機能性材料の原子配列の観察をしました。Jens君、広島工大の戎君、当研究室の上村君が実験に参加しました。若い人が増えました。(右写真: SPring-8で実験中の八方君(右)と上村君(左))

10月14日(火)

論文 "Local clusters in a distorted rocksalt GeTe crystal found by x-ray fluorescence holography"が、雑誌Journal of the Physical Society of Japanに掲載されることが決定しました。GeTe薄膜単結晶のGeのまわりの局所構造をPF-KEKのBL6Cビームラインで蛍光X線ホログラフィーによって調べた結果を、熊本大学下條研究室の行った第一原理分子動力学計算により検証しました。

10月10日(金)

論文 "Oxygen 2 p partial density of states in a typical oxide glass B2O3"が、雑誌Journal of the Physical Society of Japan 83, 114601 (2014)に掲載されました。B2O3ガラスの2p部分価電子状態を、PF-KEKのBL2Cビームラインで軟X線発光分光によって調べた結果を、熊本大学下條研究室の行った第一原理分子動力学計算により検証し、B-O-B結合角を同定しました。

10月9日(木)

SPring-8のBL13XUビームラインでドイツ・マルブルク大学W.-C. Pilgrim教授のグループの学生Jens君のX線異常散乱実験を手伝いました。(右写真:実験中のJens君)

10月6日(月)

熊本市のホテル日航熊本で開催された第2回長周期積層秩序構造と関連物質に関する国際シンポジウムで、口頭発表”Microscopic Elastic Properties of Mg85Zn6Y9 Alloy with LPSO Phase by Inelastic X-ray Scattering”を行いました。(右写真上:バンケットに行くときのクルーズで通った天草2号橋、下:エクスカーションで行ったのに立ち入り禁止だった阿蘇山の噴火口)

7月に、つくば市のつくば国際会議場で開催された第2回J-PARCにおける科学に関する国際シンポジウムで発表した”A combination of anomalous x-ray scattering and neutron diffraction for structural characterizations of Zr45Cu45Ag10 metallic glass”の抄録論文が、JPS Conference Proceedingsに掲載されることが決定しました。 Zr45Cu45Ag10金属ガラスの構造をX線異常散乱、中性子散乱で測定し、逆モンテカルロ計算を行って個々の元素のまわりの原子配列を明らかにしました。

10月5日(日)

10月2日(木)午前10時から10月5日(日)午前10時まで、大型放射光施設SPring-8BL12B2台湾ビームラインで蛍光X線ホログラフィー実験を行い、東北大林先生、広島市大八方先生といくつかの機能性材料の原子配列の観察をしました。出口君が初めてSPring-8での実験に参加しました。

10月2日(木)

論文 "Distorted and undistorted atomic sites in a ferromagnetic semiconductor Ge0.6Mn0.4Te film clarified via x-ray fluorescence holography"が、雑誌Journal of the Physical Society of Japan 83, 113601-1-4 (2014)に掲載されました。広島市立大学の八方准教授を中心として、希薄磁性半導体Ge0.6Mn0.4TeのGeのまわりではひずみ、Mnのまわりではひずみのないことを、PF-KEKのBL6Cビームラインで蛍光X線ホログラフィーで見出しました。

10月1日(水)

熊本大学・先進マグネシウム国際研究センターから日本学術振興会に申請していた頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム「先進マグネシウム合金創生を軸としたグリーン部素材国際ネットワークの構築」の採択が内定しました。メンバーの1人として参画しています。

9月25日(木)

名古屋大学東山キャンパスで行われた日本金属学会2014年秋期講演大会で、講演「X線非弾性散乱によるMg-LPSO相のフォノン励起の研究」を行いました。

9月16日(火)

フランス・グルノーブル近郊のヴィラー・ド・ランで開催された第12回高分解能X線回折とイメージングに関する国際会議で、ポスター発表”Crystal structure of GeTe observed by x-ray fluorescence holography and ab initio molecular dynamic simulation: Comparison with diffraction data”を行いました。(右写真:宿泊したホテル)

9月12日(金)

論文 "Microscopic structure analysis in disordered materials using anomalous x-ray scattering"が、ドイツの物理化学雑誌Zeitschrift für Physikalische Chemieに掲載されることが決まりました。ドイツの共同研究者が、X線異常散乱技術をレビューとしてまとめたものです。

9月11日(木)

鹿児島大学郡元キャンパスで行われた日本セラミックス協会第27回秋季シンポジウムで、招待講演「ESRFにおけるX線異常散乱によるカルコゲナイドガラスの部分構造の解明」を行いました。

9月9日(火)

中部大学春日井キャンパス(春日井市)で行われた日本物理学会2014年秋季大会で、2件の研究発表「室温超イオン導電ガラスGeSe3-Agの短距離、中距離局所構造」「Zr45Cu45Ag10金属ガラスの構造決定のためのX線異常散乱と中性子回折の組み合わせ」を行いました。

9月5日(金)

論文 "Distorted and undistorted atomic sites in a ferromagnetic semiconductor Ge0.6Mn0.4Te film clarified via x-ray fluorescence holography"が、雑誌Journal of Physical Society of Japanに掲載されることが決定しました。広島市立大学の八方准教授を中心として、希薄磁性半導体Ge0.6Mn0.4TeのGeのまわりではひずみ、Mnのまわりではひずみのないことを、PF-KEKのBL6Cビームラインで蛍光X線ホログラフィーで見出しました。今年の原著論文数は10編となりました。

9月3日(水)

新潟市で行われた第19回3元系および多元系に関する国際会議で、「Structural studies on TlInSe2 thermoelectric material by x-ray diffraction, XAFS, and x-ray fluorescence holography」および広島市立大学の八方さんの代理で「Local structure analysis of fuel cell electrolyte material YSZ by x-ray fluorescence holography」の口頭発表をしました。また、「An x-ray fluorescence holographic study on a Bi2Te3:Mn topological insulator」のポスター発表、および上村君が「XAFS analysis of crystal GeCu2Te3 phase change material」のポスター発表をしました(右上写真:上村君の発表の証拠写真、右下写真:エクスカーションで行った北方文化博物館に展示していた朱鷺の剥製)。

8月26日(火)

韓国•済州島で開催された第19回非酸化物および新規光学ガラスに関する国際会議で、「Local- and intermediate-range structures of As-Se glasses including the stiffness transition concentration」の口頭発表を行いました。発表はへたくその部類でしたが、いくつかの質問があり、時間をかなり超過しました。また、25日(月)には「Local- and intermediate-range structures of room-temperature superionic Ag-GeSe3 glasses」のポスター発表を行いました。(右写真:エクスカーションで訪れた万丈窟の中の溶岩の先端部分)

8月12日(火)

8月11、12日の2日間、東北大金属材料研究所に共同研究で訪れ、加藤准教授と金属ガラスの構造とダイナミクスについて議論を行いました。

8月9日(土)

北海道大学工学部ノーベル賞記念ホールで開催された、新学術領域「3D活性サイト科学」のキックオフミーティングに参加し、今後の活動方針について活発な議論を行ってきました。

8月8日(金)

SPring-8の2014年度後期の課題採択の結果が出ました。細川課題としてX線非弾性散乱に5日間、蛍光X線ホログラフィーに5日間、共同研究者のStellhorn萌芽課題としてX線異常散乱に4日間、X線非弾性散乱に6日間のビームタイムが配分されました。

8月4日(月)

東京工業大学すずかけ台キャンパスで開催された、 新学術領域「3D活性サイト科学」の無機系系試料に関する勉強会に参加しました。予想された通り、予定を1時間半も超過して中身の濃い議論ができました。

7月22日(火)

ポルトガル・リスボンで開催された第9回液体国際会議で、「Transverse excitations in liquid transition metals」の口頭発表を行いました。プロシーディング論文を現在まとめています。(右写真:リスボンのコメルシオ広場)

7月14日(月)

つくば市のつくば国際会議場で開催された第2回J-PARCにおける科学に関する国際シンポジウムで”A combination of anomalous x-ray scattering and neutron diffraction for structural characterizations of Zr45Cu45Ag10 metallic glass”と”A combination of anomalous x-ray scattering and neutron diffraction for structural characterizations of Zr63Cu25Al12 metallic glass”の2つのポスター発表をしました。前者は口頭発表に採択されていましたが、日程の都合でポスターに変更していただきました。(右写真:バンケットでのアトラクション)

7月1日(火)

チェコ・パルデュビッチュで行われた第8回ホウ酸ガラス・リン酸ガラス合同国際会議で、「O 2p partial density of states and bond angles around O atoms in borate glass: Soft x-ray emission and ab initio molecular dynamics studies」の口頭発表をしました。時間をだいぶん超過する質問がありました。今提出している同じ内容の論文も早く通ってほしいと思います。パルデュビッチュは小さな町で、きれいな町並みです(右写真は愛媛大学齋藤先生にいただきました。)。町の中心部を石畳にする工事を大がかりにしていました。

6月27日(金)

新学術領域「3D活性サイト科学」(代表者:大門寛・奈良先端科学技術大学院大学教授)が採択されました。計画研究の研究分担者として、ホログラフィー研究に参画します。

6月20日(金)

6月14日(土)午前10時から6月20日(金)午前10時まで、大型放射光施設SPring-8BL22XUビームラインで蛍光X線ホログラフィー実験(右写真)を行い、東北大林先生、広島市大八方先生、大阪大若林先生、原研大和田先生といくつかの機能性材料の原子配列の観察をしました。

6月6日(金)

今年8月31日(日)から5日(金)まで新潟市で行われる第19回3元系および多元系に関する国際会議に、「Structural studies on TlInSe2 thermoelectric material by x-ray diffraction, XAFS, and x-ray fluorescence holography」が口頭発表に、「An x-ray fluorescence holographic study on a Bi2Te3:Mn topological insulator」がポスター発表に採択されました。また、上村君の「XAFS analysis of crystal GeCu2Te3 phase change material」もポスター発表に採択されました。

6月3日(火)

5月26日(月)午前10時から6月2日(月)午前10時まで、 大型放射光施設SPring-8BL35XUビームラインで非弾性X線散乱実験(右:装置のパノラマ写真)を行い、Pd系金属ガラスの過冷却液体および液体中の音波の観察をしました。

5月28日(水)

論文 "Existence of covalent-like bonding in Pd40Cu20Ge40 metallic glass observed by anomalous x-ray scattering"が、ヨーロッパの国際会議抄録論文雑誌Journal of Physics: Conference Series 519,  012005 (2014)に掲載されました。特異な熱的性質を示すPd40Cu20Ge40金属ガラスの原子配列を、ヨーロッパの放射光施設ESRFのビームラインBM02におけるX線異常散乱実験および逆モンテカルロ計算の組み合わせによって明らかにしました。

5月24日(土)

東北大学金属材料研究所林先生、、ドイツ・マルブルク大学の大学W.-C. Pilgrim教授、ポーランド・ヤギェウォ大学P. Korecki教授が共同でドイツの財団Wilhelm und Else Heraeus-Stiftungに申請していた研究セミナー「Element Specific Structure Determination in Materials on Nanometer and Sub-Nanometer Scales using modern X-Ray and Neutron Techniques」が採択され、来年4月にボン近郊のBad Honnefに招待されることになりました。

5月23日(金)

佐賀県鳥栖市にある九州シンクロトロン光研究センターのBL11で、5月21日から23日まで、広島工業大学尾崎先生、東北大学大山先生と一緒にXAFS実験をしました。4年生の出口君が参加しました(右写真)。

来年7月5日より10日まで、ルーマニア・クリュージュで開催される「7th International Conference on Amorphous and Nanostructured Chalcogenides」に招待講演の依頼を受けましたが、来年の予定が決まりませんので、2ヶ月ほど返事を待っていただくことにしました。

5月20日(火)

熊本市および上天草市で開催された、科研費新学術領域研究「シンクロ型LPSO構造の材料科学」第二期公募研究キックオフシンポジウムに参加し、研究内容の紹介をしてきました。2週間連続の天草でした。

5月16日(金)

第2回熊本放射光国際シンポジウム「2nd International Symposium on Kumamoto Synchrotron Radiation (ISKSR2): Young Scientists’ Day」を開催しました。ドイツ・マルブルク大学の大学院生Jens Stellhorn君ほか、10名の日本人および在日外国人の博士後期課程大学院生、および助教の方々に招待講演をしていただきました。(右:集合写真)。大谷自然科学研究科長、小出物理科学講座主任にごあいさついただきました。

5月14日(水)

熊本日日新聞に、4月29日の論文についての大きな記事がカラーで出ました。

5月12日(月)

5月10日(土)から11日(日)までの2日間、熊本県立天草青年の家で、理学部新入生の合宿研修に、学生委員長として参加しました。(右写真:天草青年の家からの風景、 奥の山が島原半島の雲仙岳)

4月29日(火)

論文 "Acute and obtuse rhombohedrons in the local structures of relaxor ferroelectric Pb(Mg1/3Nb2/3)O3"が、米物理学会の論文雑誌Physical Review B 89, 140103(R) (2014)に掲載されました。 SPring-8BL22XUビームラインで、リラクサーの格子が変形していることを蛍光X線ホログラフィー実験によって3次元イメージとして明らかにしたものです。

この論文について、日刊工業新聞に記事が出ました。

4月25日(金)

THERMEC‘2013国際会議で招待講演”Anomalous x-ray scattering investigations on metallic glasses”の抄録論文が、Materials Science Forum 783-786 (2014) 1907に掲載されました。フランスの大型放射光施設ESRFBM02ビームラインを使って行った、金属ガラスのX線異常散乱実験についてレビューをしたものです。

4月24日(木)

4月19日(土)午前10時から23日(水)午前10時まで、大型放射光施設SPring-8BL09XUビームラインでBi2Te3:Mnのホログラフィー実験を、BL13XUビームラインでGeSe3:AgのX線異常散乱実験を行いました。上村君がBL09XUでの実験に参加しました。

4/22の論文について、化学工業日報に記事が出ました。

4月22日(火)

米物理学会の論文雑誌Physical Review B (Rapid Communications)に掲載されることが決定した論文 "Acute and obtuse rhombohedrons in the local structures of relaxor ferroelectric Pb(Mg1/3Nb2/3)O3"について、第一著者の前の所属の日本原子力開発機構からプレスリリースされました。熊本大学のWebページにも載っています。

4月13日(日)

4月2日(水)午前8時から12日(火)午前8時まで、フランスの大型放射光施設ESRFを使って実験しました(右写真)。BM02ビームラインで、GeSe3-Ag超イオン導電性ガラスおよび相変化材料の非結晶状態のX線異常散乱実験を、ドイツ・マルブルク大学W.-C. Pilgrim教授のグループと共同で行いました。(右写真: ESRFの夕暮れ(左より、リング棟、中央管理棟、侍の頭あるいはチンギスハーンに見えるネロンの岩山))

4月11日(土)

4つの論文 "Anomalous x-ray scattering studies of functional disordered materials"、 "An x-ray fluorescence holographic study on a Bi2Te3Mn0.1 topological insulator"、 "Anomalous x-ray scattering studies of functional disordered materials"、"A structural study of liquid Te-rich Si-Te alloys"が、ヨーロッパの国際会議抄録論文雑誌Journal of Physics: Conference Seriesに掲載されました。

4月6日(日)

今年8月24日(日)から28日(木)まで韓国・済州島で行われる第19回非酸化物および新規光学ガラスに関する国際会議に、「Local- and intermediate-range structures of As-Se glasses including the stiffness transition concentration」が口頭発表に、「Local- and intermediate-range structures of room-temperature superionic Ag-GeSe3 glasses」がポスター発表に採択されました。

4月4日(金)

本年度の科学研究費として、「液体表面に現れる音波モードの特殊性:X線非弾性散乱による観測」が挑戦的萌芽研究に、「X線非弾性散乱実験によるLPSO相のダイナミクス」が新学術領域研究(シンクロ型LPSO構造の材料科学−次世代軽量構造材料への新展開−)の公募研究に採択されました。ありがとうございます。


 

鴨川でまどろむ鴨の夫婦

2014年度のニュース