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放射光物性研究室
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2015年度のニュース
2015年度
3月31日(木)
後藤さんが退職されました。今後は、地球環境学科で事務をしておられる伴さんに週1回だけ来ていただくことになりました。
解説記事”液体ビスマスの音響モードの奇妙な振舞い”が日本放射光学会誌「放射光」29, 74-81 (2016) に掲載されました。
広島大学の乾先生を中心にして、液体ビスマスの音波励起の異常な振る舞いについて、SPring-8のBL35XUビームラインでX線非弾性散乱実験を行い、その全容を明らかにしました。
3月30日(水)
論文”Large As sublattice distortion in sphalerite ZnSnAs2 thin films revealed by x-ray fluorescence holography”が雑誌 Journal of Applied Physics 119, 125703-1-9 (2016) に掲載されました。
3月25日(金)
上村健二君が大学院自然科学研究科理学専攻博士前期課程を修了しました。
3月23日(水)
3月23日から25日まで、東京理科大学葛飾キャンパスで行われた日本金属学会2016年春期講演大会で「Pd30Pt17.5Cu32.5P20バルク金属ガラスの電子状態」の口頭発表を行いました。
3月21日(月)
論文”XAFS analysis on amorphous and crystalline new phase change material GeCu2Te3”が雑誌Journal of Optoelectronics and Advanced Materialsに掲載されることになりました。上村君が新規相変化材料GeCu2Te3の結晶およびアモルファス状態のXAFSの測定結果をまとめました。
3月19日から22日まで、東北学院大学泉キャンパスで行われた日本物理学会第71回年次大会で「XFHによるインバー合金の局所構造の研究」の口頭発表を行いました。
3月18日(金)
論文”Large As sublattice distortion in sphalerite ZnSnAs2 thin films revealed by x-ray fluorescence holography”が雑誌Journal of Applied Physicsに掲載されることになりました。名古屋工大の林さんが中心となって、蛍光X線ホログラフィーによってZnSnAs2薄膜のZn元素のまわりの原子配列を求めたものです。今後Mnを添加した高温強磁性半導体研究の基礎となるものです。
3月16日(水)
昨年4月に、ドイツのバード・ホンネフで行われたヘリオス財団のセミナーで発表した抄録論文”X-ray Fluorescence Holographic Study on High-Temperature Superconductor FeSe0.4Te0.6”、”X-ray Fluorescence Holography for a Ti–Nb Binary Alloy Consisting of the Martensite, Austenite and Omega Phase”が、Zeitschrift für Physikalische Chemie 230, (2016)に掲載されました。
中国・大連市にある大連理工大学の国際合作興交流処長・趙勝川教授、材料科学工学院・張偉教授と大連理工大学で、熊本大学との大学間交流の延長について意見交換を行いました。
3月11日(金)
昨年4月に、ドイツのバード・ホンネフで行われたヘリオス財団のセミナーで発表した抄録論文”Resonant scattering in condensed matter, experiments that reveal short to long range atomic order”、” Anomalous x-ray scattering on semiconducting glasses at ESRF: review in recent fifteen years”、”Synchrotron x-ray scattering measurements of disordered materials”、”Structural aspects of the superionic conduction mechanism in Ag-GeSe3 glasses”、”XAFS analysis of crystal GeCu2Te3 phase change material”が、Zeitschrift für Physikalische Chemie 230, (2016)に掲載されました。
3月8日(火)
3月7-9日に名古屋工業大学で開催された、新学術領域「3D活性サイト科学」第3回成果報告会・公開シンポジウムで、研究室より4つのポスター発表「蛍光X線ホログラフィーによるTlInSe2熱電物質の格子ゆらぎの研究」、「蛍光X線ホログラフィーによるBi2Te3:Mnトポロジカル絶縁体のMn不純物のまわりの局所構造の研究」、「蛍光X線ホログラフィーによるインバー合金Fe65Ni35の局所構造の研究」、「蛍光X線ホログラフィーによるFeSe0.4Te0.6高温超伝導体のFe原子まわりのカルコゲン元素の配置」を行いました。出口君と平床君が参加しました。
3月4日(金)
3月4-5日に軽井沢プリンスホテルウェストで行われた、新学術領域「シンクロ型LPSO構造」平成27年度研究成果報告会で、「X線非弾性散乱実験によるLPSO相のダイナミクス」の口頭報告を行いました。
3月3日(木)
2月29日(月)から3月3日(木)まで、東北大学金属材料研究所の加藤教授と共同研究を行いました。1日は記録的な寒波で大雪が降りました。
2月25日(木)
2月18日(木)から2月25日(木)まで、PF-KEKのBL6Cビームラインで蛍光X線ホログラフィー実験を行いました。写真はJens君、北浦さん、八方君など実験に参加した人たちです。
2月20日(土)
2月18日(木)から19日(金)まで、東北大学金属材料研究所の新素材共同研究開発センターで湯蓋准教授と共同研究を行いました。
2月11日(木)
2月8日(月)から12日(金)まで、平床君と一緒にESRFを訪問し、今後の共同研究についてCNRSのNathalieさんや彼女の共同研究者のMarcさんやGuillaumeさんと打ち合わせをしました。下の写真は、Jean-Francois夫妻と撮ったBastille城砦からのGrenoble市内の風景です。
2月3日(水)
論文”Critical indices 𝜈 and γ experimentally obtained at the liquid-vapor critical point in fluid Hg”が雑誌Journal of the Physical Society of Japan 85, 035001-1-2 (2016)に掲載されました。広島大学の乾君を中心にして流体水銀の臨界定数をSPring-8でX線小角散乱によって求めた結果です。
1月23日(土)
新学術領域「3D活性サイト科学」のサイトビジットとして、首都大学東京および東京工業大学を訪問しました。
1月22日(金)
1月19日(月)より22日(金)まで、広島大学のHiSORでMg合金の光電子分光実験を行いました。九州大学の吉岡さんが学生さんとともに参加してくれました。
1月15日(金)
佐賀県鳥栖市にある九州シンクロトロン光研究センターのBL11でXAFS実験をしました。出口君と平床君が参加しました。
1月11日(月)
1月9日(土)から11日(月・祝)に柏市柏の葉カンファレンスセンターで開催された第29回日本放射光学会・放射光科学合同シンポジウムで、口頭発表”Tl系熱電材料3次元原子配列イメージと原子ゆらぎ:蛍光X線ホログラフィーによる研究”を行いました。また、名工大の木村君がポスター発表”LPSO相型Mg合金におけるフォノン励起:非弾性X線散乱による研究”を行いました。
1月10日(日)
1月9日(土)から11日(月・祝)に柏市柏の葉カンファレンスセンターで開催された第29回日本放射光学会・放射光科学合同シンポジウムで、出口君がポスター発表”インバー合金Fe65Ni35の局所構造:蛍光X線ホログラフィーによる研究”および”高温超伝導体FeSe0.4Te0.6の局所構造解析:蛍光X線ホログラフィーによる研究”を行いました。
1月6日(水)
あけましておめでとうございます。論文”Critical indices 𝜈 and γ experimentally obtained at the liquid-vapor critical point in fluid Hg”が雑誌Journal of Physical Society of Japanに掲載されることになりました。広島大学の乾君を中心にして流体水銀の臨界定数をSPring-8でX線小角散乱によって求めた結果です。
12月23日(水)
12月20日(日)から23日(水)まで、東北大学金属材料研究所で加藤教授と共同研究を行いました。
12月20日(日)
12月18日(金)から20日(日)まで、SPring-8のBL35XUビームラインでX線非弾性散乱実験を行いました。名古屋工業大学の木村君が参加しました。
12月14日(月)
熊本大学本庄地区で開催された、第3回熊本大学医工連携フォーラムー生命科学・自然科学分野連携ーで、出口君が”3D活性サイト科学と医工連携”のポスター発表を行いました。薬学部の山縣先生、中村先生との共同研究の内容を紹介しました。
12月11日(金)から12月14日(月)まで、PF-KEKのBL7CビームラインでX線発光分光実験を行いました。
本年4月に、ドイツのバード・ホンネフで行われたヘリオス財団のセミナーで発表した宇都宮大の山本さんの抄録論文”X-ray fluorescence holography for a Ti–Nb binary alloy consisting of the martensite, austenite and omega phase”が、Zeitschrift für Physikalische Chemieに掲載されることが決まりました。蛍光X線ホログラフィーによってTi-Nb合金のNb元素のまわりの原子配列を求めたものです。
12月10日(木)
11月27日(金)から12月10日(木)までの2週間、PF-KEKのBL6Cビームラインで蛍光X線ホログラフィー実験を行いました。研究室から上村君、出口君が1週間ずつ参加しました。
12月4日(金)
昨年8月に福岡で開催された物質科学学会国際連合アジア国際会議で広島工業大学の学生戎佳宏君が発表した論文”Local structure analysis of Lanthanum-doped Strontium Titanate by means of x-ray fluorescence holography”が、Transactions of the Materials Research Society of Japan 40, 355-358 (2015)に掲載されました。ランタンを添加したチタン酸ストロンチウムの原子配列を蛍光X線ホログラフィーで明らかにしました。
12月1日(火)
昨年の8月に韓国•済州島で開催された、第19回非酸化物および新規光学ガラスに関する国際会議で口頭発表した「Local- and intermediate-range structures of As-Se glasses from the stoichiometric to the stiffness transition region」の抄録論文が、Journal of Non-Crystalline Solids 431, 31-35 (2016)に掲載されました。As-Seガラスの原子配列を、ヨーロッパの放射光施設ESRFのビームラインBM02でのX線異常散乱実験と逆モンテカルロ計算の組み合わせによって明らかにし、フランスグループの第一原理計算の結果と比較しました。また、ポスター発表したJens君の抄録論文「Local structure of room-temperature superionic Ag-GeSe3 glasses」も、Journal of Non-Crystalline Solids 431, 68-71 (2016)に掲載されました。GeSe3-Ag超イオン導電性ガラスの原子配列を、同様の方法で明らかにしました。
11月25日(水)
本年4月に、ドイツのバード・ホンネフで行われたヘリオス財団のセミナーで発表したJean-Françoisさんの抄録論文”Resonant scattering in condensed matter, experiments that reveal short to long range atomic order”が、Zeitschrift für Physikalische Chemieに掲載されることが決まりました。これまでのESRFにおける異常効果を用いた研究をまとめられたものです。
11月20日(金)
11月17日(火)から20日(金)までSPring-8のBL39XUビームラインで蛍光X線ホログラフィー実験を行いました。出口君が参加しました。
11月18日(水)
本年4月に、ドイツのバード・ホンネフで行われたヘリオス財団のセミナーで発表した出口君の抄録論文”X-ray fluorescence holographic study on high-temperature superconductor FeSe0.4Te0.6”が、Zeitschrift für Physikalische Chemieに掲載されることが決まりました。FeSe0.4Te0.6高温超伝導体のFeのまわりの原子配列を蛍光X線ホログラフィーにより明らかにしました。
11月15日(日)
11月14日(土)から15日(日)まで、PF-KEKのBL16Aビームラインで軟X線発光分光実験を1年ぶりに行おうとしましたが、残念ながら装置が不調で吸収分光測定しか行えませんでした。実験には弘前大の手塚さん、広島大の佐藤君が参加しました。その後、装置は回復しました。
11月13日(金)
11月9日(月)から13日(金)まで、SPring-8のBL35XUビームラインでX線非弾性散乱実験を行いました。大阪府立大学の三村君、マルブルク大学のJens君、Benjamin君が参加しました。
11月12日(木)
大阪大学の寺井さんが昨年7月6-11日にスペインのビルバオで開催された「マルテンサイト変態に関する国際会議2014」で発表された抄録論文”Local structure analysis of incommensurate phase in Ti-42Ni-8Fe(at.%) alloy by X-ray fluorescence holography”がMaterials Today: Proceedings 2S, S933-S936 (2015)に掲載されました。Ti-Ni-Fe合金の原子構造を蛍光X線ホログラフィーにより観測しました。
11月9日(月)
11月7日(土)から9日(月)までSPring-8のBL13XUビームラインで蛍光X線ホログラフィー実験を行いました。平床君と出口君が参加しました。
11月6日(金)
11月2日(月)から6日(金)までSPring-8のBL12B2台湾ビームラインで、蛍光X線ホログラフィー実験を行いました。平床君と出口君が参加しました。
11月4日(水)
佐賀県鳥栖市にある九州シンクロトロン光研究センターのBL11でXAFS実験をしました。上村君が参加しました。
11月3日(火)
論文”Electronic structures of Pd30Pt17.5Cu32.5P20 bulk metallic glass”がドイツの物理雑誌Physica Status Solidi Bに掲載されることになりました。Niアレルギーフリーのバルク金属ガラスである Pd30Pt17.5Cu32.5P20の電子構造を、広島大学HiSORでの光電子分光測定で求めました。
11月2日(月)
11月2-3日に熊本大学で開催された「多重自由度を持つ先端物質に関する国際シンポジウム」で、”Local structure of Fe-Ni Invar alloy studied by x-ray fluorescence holography”のポスター発表、上村君が”XAFS analysis of TlInSe2 thermoelectric material”のポスター発表を行いました。写真は参加者の全体写真です。
11月1日(日)
木村君が名古屋工業大学に助教として栄転しました。
阿蘇遠歩に参加しました。ハーフコース34.9 kmを6時間45分50秒で完歩しました。来年はフルコースかな。
10月30日(金)
10月25-30日に松江市のくにびきメッセで開催された「第10回新素材、デバイスの原子レベル評価に関する国際シンポジウム」は30日午前中に終わりましたので、松江イングリッシュ・ガーデンに行ってきました。写真の向こう側は宍道湖です。
10月28日(水)
10月25-30日に松江市のくにびきメッセで開催された「第10回新素材、デバイスの原子レベル評価に関する国際シンポジウム」で、”An x-ray fluorescence holographic study on a Bi2Te3:Mn topological insulator”の口頭発表を行いました。また、木村君、出口君がそれぞれ”Local structure of Ni-Fe Invar alloy: An x-ray fluorescence holography study”および”X-ray fluorescence holographic study on high-temperature superconductor FeSe0.4Te0.6”のポスター発表を行いました。
10月26日(月)
本年4月に、ドイツのバード・ホンネフで行われたヘリオス財団のセミナーで発表した論文”Anomalous x-ray scattering on semiconducting glasses at ESRF: review in recent fifteen years”が、Zeitschrift für Physikalische Chemieに掲載されることが決まりました。ここ15年間にフランスの放射光施設ESRFで行った半導体ガラスのX線異常散乱実験をレビューとしてまとめました。
10月23日(水)
論文”Short- and intermediate-range order in amorphous GeTe”がドイツの物理雑誌Physica Status Solidi Bに掲載されることになりました。Jens君が中心となって、相変化材料の基本物質であるGeTeの非結晶状態の原子構造を、ESRFやSPring-8で行ったX線異常散乱と逆モンテカルロ法で明らかにしました。
10月15日(木)
3月にチェコ・パルドゥビチェ大学を訪問し、学長と懇談したときの記事が先方のウェブサイトに載っていました。(写真集)
10月14日(水)
10月11-16日に韓国・済州島で開催された「第10回Mg合金とその応用に関する国際会議」で、” Local structure analysis of Mg85Zn6Y9 by x-ray fluorescence holography”のポスター発表を共同研究者の林さんの代理で行いました。
10月13日(火)
本年4月に、ドイツのバード・ホンネフで行われたヘリオス財団のセミナーで発表した上村君の抄録論文”XAFS analysis of crystal GeCu2Te3 phase change material”が、Zeitschrift für Physikalische Chemieに掲載されることが決まりました。GeCu2Te3相変化材料の結晶についてXAFSで求めた最近接原子間距離が回折実験と異なり、アモルファスとほぼ同じであることがわかりました。
10月12日(月)
10月11-16日に韓国・済州島で開催された「第10回Mg合金とその応用に関する国際会議」で、”Microscopic elastic properties of polycrystalline Mg alloy with long-period stacking ordered 18R phase investigated by inelastic x-ray scattering”の口頭発表 を行いました。
10月8日(木)
本年4月に、ドイツのバード・ホンネフで行われたヘリオス財団のセミナーでNIMSの小原さんが発表した”Synchrotron x-ray scattering measurements of disordered materials”の抄録論文が、Zeitschrift für Physikalische Chemieに掲載されることが決まりました。SPring-8における非結晶物質の構造解析の現状がレビューされています。
10月5日(月)
本年4月に、ドイツのバード・ホンネフで行われたヘリオス財団のセミナーでJens君が発表した”Structural Aspects of the Superionic Conduction Mechanism in Ag-GeSe3 Glasses”の抄録論文が、Zeitschrift für Physikalische Chemieに掲載されることが決まりました。X線異常散乱によるAg-GeSe3超イオン導電体ガラスの構造解析の結果が報告されました。
9月28日(月)
9月28-29日に京都市のKKR京都くに荘で開催された新学術領域「シンクロ型LPSO構造の材料科学」平成27年度合宿研究会で、木村君が「X線非弾性散乱によるLPSO相型Mg合金のフォノン励起の研究」の口頭発表を行いました。
9月25日(金)
昨年7月に、つくば市のつくば国際会議場で開催された第2回J-PARCにおける科学に関する国際シンポジウムで発表した”A combination of anomalous x-ray scattering and neutron diffraction for structural characterizations of Zr45Cu45Ag10 metallic glass”の抄録論文が、JPS Conference Proceedings 8, 031002-1-6 (2015)に掲載されました。 Zr45Cu45Ag10金属ガラスの構造をX線異常散乱、中性子散乱で測定し、逆モンテカルロ計算を行って個々の元素のまわりの原子配列を明らかにしました。
9月23日(水)
9月20-25日に米・ナイアガラで開催された「第14回非結晶物質の物理に関する国際会議」で、”Phonon excitations in Pd42.5Ni7.5Cu30P20 bulk metallic glass”の口頭発表 を行いました。写真は会議後に訪れたナイアガラのカナダ側の滝、動画はアメリカ側の滝です。船に乗ってずぶ濡れになりました。
9月22日(火)
9月20-25日に米・ナイアガラで開催された「第14回非結晶物質の物理に関する国際会議」で、口頭発表”Local- and intermediate-range structures of As-Se glasses in the wide concentration region including the stiffness transition”を行いました。口頭発表になったのはポスター発表が会議に無いためでした。
9月19日(土)
9月16-19日に関西大学千里山キャンパスで開催された日本物理学会2015年秋季大会で出口君がポスター発表「XFHによるインバー合金の局所構造」および「高温超伝導体FeSe0.4Te0.6の蛍光X線ホロフラフィーによる結晶構造解析」、上村君がポスター発表「相変化材料GeCu2Te3のXAFS解析」を行いました。
9月17日(木)
9月16-19日に関西大学千里山キャンパスで開催された日本物理学会2015年秋季大会で口頭発表「X線非弾性散乱によるPd42.5Ni7.5Cu30P20金属ガラス、過冷却液体、液体のフォノン励起の研究」および「X線非弾性散乱によるMg-LPSO相のフォノン励起の研究」を行いました。
9月16日(水)
9月16-18日に九州大学伊都キャンパスで開催された日本金属学会2015年秋期講演大会で、木村君が口頭発表「非弾性X線散乱によるMg-Zn-Y合金の原子ダイナミクスの研究」を行いました。
9月14日(月)
九州大学伊都キャンパスで9月13、14日に行われたSPring-8シンポジウム2015で、所属する原子分解能ホログラフィー研究会からポスター発表「原子構造ホログラフィー再生とサイト選択的電子状態解析」があり、最近研究室で行ったインバー合金の成果が含まれています。
9月4日(金)
9月4-6日に高エネルギー加速器研究機構および筑波山京成ホテルで開催された、新学術領域「3D活性サイト科学」第2回成果報告会で、研究室より3つのポスター発表「蛍光X線ホログラフィーによる鉄ーニッケルインバー合金の局所構造」、「Bi2Te3:Mnトポロジカル絶縁体の3次元原子イメージ」、「高温超伝導体FeSe0.4Te0.6の蛍光X線ホログラフィー」を行いました。
9月3日(木)
日経産業新聞に、液体ビスマスの音波励起についての研究成果が掲載されました。
9月1日(火)
熊本大学大学院自然科学研究科・新たな研究コア「先端光源と単原子層プラズモニクスの融合による生体系一分子計測技術の確立」を立ち上げました。写真は懇親会のようすです。
8月27日(木)
論文 "Anomalous dispersion of the acoustic mode in liquid Bi"が、米国の物理学雑誌Physical Review B 92, 054206 (2015)に掲載されました。広島大学の乾先生を中心にして、液体ビスマスの音波励起の異常な振る舞いについて、SPring-8のBL35XUビームラインでX線非弾性散乱実験を行い、その全容を明らかにしました。また、この論文は広島大学他よりプレスリリースされました。
8月17日(月)
2年前に開催された第15回液体およびアモルファス金属国際会議に提出していた木村君の論文2編”Inelastic x-ray scattering studies on dynamic structure factor of polymeric liquid Se under pressure”および”X-ray Compton scattering experiments for fluid alkali metals at high temperatures and pressures”がAIP Conference Proceedingsに刊行されました。
8月12日(水)
9月20日より25日まで、米・ナイアガラで開催される「第14回非結晶物質の物理に関する国際会議」で、”Phonon excitations in Pd42.5Ni7.5Cu30P20 bulk metallic glass”と”Local- and intermediate-range structures of As-Se glasses in the wide concentration region including the stiffness transition”は共にオーラルになってしまいました。参加者が少ないのか、内容が良いのか?
7月27日(月)
SPring-8より、4つの課題の採択通知が届きました。「BL13XU, 1日」、「BL35XU, 4日」「BL39XU, 3日」「BL35XU, 2日」
7月22日(水)
茨城大学大学院理工学研究科の大山研司先生が集中講義で来られました。
7月16日(木)
今年10月に松江で開かれる第10回新物質およびデバイスの原子レベル解析に関する国際シンポジウムで、講演”An x-ray fluorescence holographic study on a Bi2Te3:Mn topological insulator”を行うことになりました。また、出口君の”X-ray fluorescence holographic study on high-temperature superconductor FeSe0.4Te0.6”、木村君の”Local structure of Ni-Fe Invar alloy: An X-ray fluorescence holography study”はポスター発表になりました。
7月15日(水)
パリで開催された第22回非平衡、アモルファスおよびナノ構造物質に関する国際シンポジウムで講演”Phonon excitations in Pd40Ni40P20 metallic glass”およびポスター発表”Electronic structure of Pd30Pt17.5Cu32.5P20 bulk metallic glass”を行いました。次回の会議は来年7月3日(日)から8日(金)まで奈良で開催されることが決まりました。写真は会議の前に散歩したエッフェル搭とセーヌ川です。おのぼりさんですね。
7月9日(木)
ルーマニアのクリュージュ・ナポカで開催された第7回アモルファスおよびナノ構造カルコゲナイドに関する国際会議で招待講演”Atomic structures of chalcogenide materials”および講演”Crystal structure of GeTe observed by x-ray fluorescence holography and ab initio molecular dynamic simulation”を行いました。写真は、エクスカージョンで連れて行ってもらったサリーナトゥルダ岩塩坑の中の塩水湖とクルージュ・ナポカの中央広場です。
7月6日(月)
木村君の論文"Inelastic x-ray scattering study on plasmon dispersion in liquid Cs"がJournal of the Physical Society of Japan 84, 084701-1-5 (2015)に掲載されました。液体Cs中のプラズモン振動をSPring-8のBL12XUビームラインでX線非弾性散乱法によって詳しく調べた結果です。
7月1日(水)
大雨洪水警報のため、大学が休講になりました。写真は龍神橋から見た白川の増水したようすです。
6月25日(木)
昨年熊本で開催された、第2回長周期積層秩序構造と関連物質に関する国際シンポジウムの抄録論文 "Microscopic elastic properties of polycrystalline Mg85Zn6Y9 alloy with long-period stacking ordered 18R phase investigated by inelastic x-ray scattering"がMaterials Transaction 56, 914-916 (2015) に掲載されました。LPSO構造を持つMg合金のミクロな弾性的性質を、SPring-8のBL35XUビームラインで、X線非弾性散乱実験により観察した結果です。
6月18日(木)
ロシア・モスクワ近郊のトロイツクにあるロシア科学院高圧物理学研究所で講演”Transverse excitations in liquid transition metals”を行いました。写真は、そのあと連れて行ってもらった赤の広場とクレムリンです。
6月15日(月)
ロシアのトリアッティで行われた新素材週間2015国際会議で講演”Microscopic elastic properties of Mg85Zn6Y9 alloy with LPSO phase studied by inelastic x-ray scattering”を行いました。写真はボルガ河をクルーズしているときに九州大学の東田先生と撮影しました。
6月14日(日)
6月9日(火)から14日(日)まで、SPring-8のBL12B2台湾ビームラインで、蛍光X線ホログラフィー実験を行いました。
6月10日(水)
昨年8月に福岡で開催された物質科学学会国際連合アジア国際会議で広島工業大学の学生戎佳宏君が発表した論文”Local structure analysis of Lanthanum-doped Strontium Titanate by means of x-ray fluorescence holography”は、5月7日に既に受理されていたのだそうです。ランタンを添加したチタン酸ストロンチウムの原子配列を蛍光X線ホログラフィーで明らかにしました。
6月3日(水)
佐賀県鳥栖市にある九州シンクロトロン光研究センターのBL11で、6月2日から3日までXAFS実験をしました。研究室全員が参加しました。(写真:左より木村君、上村君、瀬戸山さん)
6月2日(火)
論文”Spontaneous formation of suboxidic coordination around Co in ferromagnetic rutile Ti1–xCoxO2 (x = 0.05) film”が米国の応用物理雑誌Applied Physics Letters 106, 222403-1-5 (2015)に掲載されました。蛍光X線ホログラフィーで酸化物高温強磁性半導体に潜む亜酸化ナノ構造体を3D原子像化に成功しました。
5月30日(土)
「3D活性サイト科学 春の学校」(奈良春日野国際フォーラム 甍〜I・RA・KA〜)に、木村君と出口君が出かけました。2人とも最近の研究成果についてポスター発表をしました。
5月29日(金)
論文「Structural studies on TlInSe2 thermoelectric material by x-ray fluorescence holography, XAFS, and x-ray diffraction」がPhysica Status Solidi (b) 252, 1225-1229 (2015)に掲載されました。TlInSe2熱電材料の原子配列の温度変化を蛍光X線ホログラフィー、XAFS、およびX線回折を駆使して詳細に調べた結果を報告しました。
5月24日(日)
5月18日(月)から24日(日)まで、SPring-8のBL35XUビームラインで、新学術領域「シンクロ型LPSO構造」のテーマとしてMg合金のX線非弾性散乱実験を行いました。研究室から木村君と細川、福岡大学から吉田さんが参加しました。
5月21日(木)
5月8日(金)から21日(木)までの2週間、PF-KEKのBL6Cビームラインで蛍光X線ホログラフィー実験を行いました。研究室から木村君、上村君、出口君が参加し、太陽電池半導体、生体物質、インバー合金などの測定を行いました。
5月16日(土)
論文”Spontaneous formation of suboxidic coordination around Co in ferromagnetic rutile Ti1–xCoxO2 (x = 0.05) film”が米国の応用物理雑誌Applied Physics Lettersに掲載されることが決定しました。蛍光X線ホログラフィーで酸化物高温強磁性半導体に潜む亜酸化ナノ構造体を3D原子像化に成功しました。
5月11日(火)
SPring-8で新学術領域研究「3D活性サイト科学」の公募班キックオフミーティングがあり、参加しました。(写真:参加者の全体写真)
5月6日(水)
仏モンペリエのモンペリエ第1大学で開催された「第4回粘性液体のダイナミクスに関する国際ワークショップ」でポスター発表”Transverse phonon excitations in a Pd-based metallic alloy in the liquid and supercooled liquid phases”を行いました。都合で早く帰らなければならず、バンケットに出られなかったことが本当に残念です。
4月29日(水)
論文 "Transverse excitations in liquid Fe, Cu and Zn"が、英国の物理学雑誌Journal of Physics: Condensed Matter 27, 194104-1-7 (2015)に掲載されました。液体鉄、銅、亜鉛に横波音波が存在し、その励起エネルギーからミクロな弾性的性質を明らかにしました。
4月28日(火)
4月26日(日)から30日(木)まで、ドイツのバード・ホンネフでヘリオス財団のセミナー「Element Specific Structure Determination in Materials on Nanometer and Sub-Nanometer Scales Using Modern X-Ray and Neutron Techniques」が開催され(全体写真)、「Anomalous x-ray scattering on semiconducting glasses at ESRF」の題目で招待講演をしました。また、研究室から「XAFS analysis of crystal GeCu2Te3 phase change material」および「X-ray fluorescence holographic study on high-temperature superconductor FeSe0.4Te0.6」のポスター発表をしました。抄録論文の締切は6月21日(日)です。写真:組織委員の方々とレストランで夕食。
4月21日(月)
16日(木)より広島大学のHiSORで、Mg合金の逆光電子分光実験を行いました。木村君もSPring-8からの帰りに参加しました。
4月11日(土)
木村君と出口君がSPring-8のBL13XUビームラインでの蛍光X線ホログラフィー実験に18日(土)まで出張しました。
4月10日(金)
来年5月29日から6月3日まで、オーストリアのグラーツで開催されるTHERMEC‘2016国際会議に金属ガラスの講演者として招待されました。招待講演という名前の通常の講演ばかりですが、Mgなどのセッションもあって参加を決めました。
4月9日(木)
昨年の8月に韓国•済州島で開催された、第19回非酸化物および新規光学ガラスに関する国際会議で口頭発表した「Local- and intermediate-range structures of As-Se glasses from the stoichiometric to the stiffness transition region」の抄録論文が、Journal of Non-Crystalline Solidsに掲載されることが決定しました。As-Seガラスの原子配列を、ヨーロッパの放射光施設ESRFのビームラインBM02でのX線異常散乱実験と逆モンテカルロ計算の組み合わせによって明らかにし、フランスグループの第一原理計算の結果と比較しました。
4月6日(月)
都合で本年度に初出勤しました。京都大学から木村耕治君が特任助教として着任、出口雄樹君が修士課程に入学していました。
7月5日より10日まで、ルーマニア・クリュージュ・ナポカで開催される「7th International Conference on Amorphous and Nanostructured Chalcogenides」で「Atomic structures of chalcogenide materials」の招待講演をすることは決まっていたのですが、ポスターのつもりだった「Crystal structure of GeTe observed by x-ray fluorescence holography and ab initio molecular dynamic simulation」もオーラルになってしまいました。参加者が少ないのか、内容が良いのか?