| 氏 名 | 嶋田 純（SHIMADA Jun) |
| 職 名 | 教授 |
| 研 究 紹 介 | |
| 研究テーマ | |
| ・ | 湿潤温帯における水循環（土壌水、地下水、河川水）の研究 | ・ | 環境同位体による深部地下水流動に関する研究 | ・ | 比抵抗トモグラフィーを用いた塩淡境界及び不飽和水分挙動の研究 | ・ | 地下水の古水文情報の解析 |
| 研究内容 | |
| ・ | 地球上の様々なスケールでの水循環プロセスに関して，水分子と共に挙動する環境同位体をトレーサーとして利用することによりその実態解明を行っています。また，この種の追跡は現在の水循環にとどまらず，過去の異なる気候下での水循環の解明にまでそのスケールを拡大させつつあります。 |
| 研 究 業 績 | |
| 研究論文 | |
| 1) | 嶋田 純, "山体を構成する基盤岩中の地下水流動", 日本水文科学会誌, 31(2) , pp.37-47 (2001) | 2) | 近藤昭彦、田中正、唐常源、佐倉保夫、嶋田純、芝野博文、劉昌明、張万軍、湖 春勝、劉小京,李紀人、陳建耀、沈彦俊, "中国華北平原の水問題", 水文・ 水資源学会誌, 14,(5), pp.376-387 (2001) | 3) | 嶋田 純、小島圭二、小原欽一、山川稔, "沿岸域における炭鉱掘削に伴 う海水浸入の評価", 月刊地球号外 No.35, pp.1-6 (2001) | 4) | Nakano T, Jeon SR, Shindo J, Fumoto T, Okada N, Shimada J, "Sr isotopic signature in plant-derived Ca in rain", WATER AIR & SOIL POLLUTION, 130(1-4): pp.769-774, Part 2 (2001) | 5) | 徳永朋祥、浅井和見、中田智浩、谷口真人、嶋田 純、三枝博光, "沿岸海 底下での地下水採取技術の開発とその適用-黒部川扇状地沖合いでの例-", 地下 水学会誌, 43(4), pp.279-287 (2001) | 6) | 山中 勤、嶋田 純、宮岡邦任, "関東平野における暖候期のイベント降 水同位体組成の時空間変動", 日本水文科学会誌, 21(4), pp.123-133 (2001) | 7) | 嶋田 純、唐 常源、岩月輝希、徐 勝、田中 正、佐倉保夫、宋 献方、楊 陽貴, "中国河北平原における近年の地下水状況変化と地下水流動について", 京都大学防災研究所水資源セミナー講演要旨集, pp.117-121 (2001) | 8) | 柳 博、嶋田 純、大場和彦、黒瀬義孝、丸山篤志、杉浦裕義, "阿蘇西 麓台地上の畑における土壌水分収支法による蒸発量の推定", 九州の農業気象, 第Ⅱ 集, 10号, pp.5-8 (2001) | 9) | T.Yamanaka, I.Kaihotsu, J.Shimada, V.Nandakumar, "Soil moisture variability and its possible impact on the atmosphere: A case study in Sri Lanka", 広島大学総合科学部紀要（理系編）Ⅳ, vol.27, pp.77-93 (2001) |
| 講演発表(国際会議および国内学会) | |
| 1) | 周 啓友、嶋田 純，松井，佐藤, "Three dimensional rainfall infiltration process in heterogeneous soil", 2nd Int'l Symp. on preferential flow. ASAE, Hawaii (2001.1.) | 2) | 小坂 寛，嶋田 純，山内 勇, "水素・酸素安定同位体比を用いた阿蘇西麓台地及び熊本平野における地下水流動について", 日本水文科学会2001年度学術大会 (2001) | 3) | 寺本雅子，嶋田 純，根岸基治, "トリチウムで追跡した阿蘇西麓台地火砕流堆積物の不飽和層における水の挙動", 日本水文科学会2001年度学術大会 (2001) | 4) | 八ヶ代和希，嶋田 純，藤原 稔, "安定同位体比を用いた都城盆地の地下水流動特性について", 日本水文科学会2001年度学術大会 (2001) | 5) | 周 啓友，嶋田 純，松井祐哉，佐藤朗, "地面配置電極による地下水水位変動を検知する比抵抗映像法の有効性", 日本水文科学会2001年度学術大会 (2001) | 6) | 宮岡邦任，嶋田 純，谷口他, "上海における水文地質と地下水環境", 日本陸水学会第66回大会 (2001) | 7) | 嶋田 純，高倉望，小島圭二，山川稔, "地下水中の環境同位体から見た再冠水時の地下水挙動", 2001年日本地下水学会秋季講演会 (2001.10.) | 8) | K. Mori and J. Shimada, "Impacts of seepage upon water use under the strong contradistinction on lake water quality ― A case of four caldera lakes in Bali Island, Indonesia ―", An International Workshop on the Restoration and Management of Eutrophicated Lakes, (2001.11.) | 9) | 山中 勤，嶋田 純，他, "イベント降雨同位体組成からみた中国東部の大気水輸送過程", 日本地理学会2002年度春期学術大会 (2002.4.) |
| 著書 | |
| 1) | "地下水涵養", 日本地下水学会地下水涵養編集グループ（分担執筆）, 理工図書 (2001) |
| 2) | "Hydrogen and Oxygen Isotopes in Hydrology - The Textbook for the 11th IHP Training Course in 2001-", Yoshida, N. ed. 2001, Nagoya Univ. UNESCO. Chap. 8 (2001) |
| 報告書・総説・解説・その他 | |
| 1) | 嶋田 純, "地下水中の砒素を例にした水循環変化の伴う水質変化について", 人工衛星による地球環境保全および地球資源調査システムの調査研究成果報告書, (社)資源協会, pp.74-80 (2002) | 2) | 嶋田 純, "研究室から一言『水の循環を追跡する』", 熊本県環境保全協議会報, No.25, p.5 (2001) |
| 学会並びに社会での活動 | |
| 学会での活動 | |
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土木学会原子力土木委員会地下環境部会処分技術ＷＧ委員(1999-現在） 土木学会原子力土木委員会地下環境部会地質ＷＧ委員(1997-現在） 日本応用地質学会応用地質学におけ地下水問題研究委員会委員（2001-現在） 本学術会議地球環境研究連絡委員会IGBP専門委員会BAHC小委員会委員 (1994-現在) 日本水文科学会評議員（2001-現在） | |
| 社会での活動 |
（社）資源協会21世紀地球資源に関する調査研究検討合同委員会委員（1999-現在） （財）新エネルギー財団地下揚水発電技術調査委員会委員（1997-現在） （財）産業創造研究所地下水環境科学調査委員会委員（1997-現在） 核燃料サイクル開発機構非常勤嘱託（1997-現在） 核燃料サイクル開発機構大学との研究協力実施委員会分科会委員(1997-現在） 核燃料サイクル開発機構深地層の研究施設における研究計画等検討部会委員(1999 -現在） （社）資源協会地球科学技術推進機構地球科学技術フォーラム委員(1997-現在） 日本学術振興会科学研究費委員会専門委員(2001） 都城市硝酸性窒素総合対策検討委員会委員(2000－現在） （財）電力中央研究所 ボーリング技術高度化調査検討委員会委員(2000－現在） 名古屋大学大気水圏科学研究所IHPトレーニングコースWG委員(2000－2001） (財）電力中央研究所 地下水年代測定技術調査検討委員会委員(2001-現在） 原子力発電環境整備機構技術アドバイザリー委員会委員(2001-現在） 高エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)九州支部弁済計画調整委員(2001） 熊本県地域硝酸性窒素削減対策会議学識経験者(2001-現在） (社）熊本県地質調査業協会理事（2001-現在） (社）システム総合研究所深部地質環境調査解析技術体系化委員会委員（2001） |
| 科学研究費等外部資金の取得状況 | |
| 科学研究費補助金 | |
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基盤(A) 平成13-15年度, 2380万円, 海底湧出地下水の起源と物質負荷量の解明, 分担 戦略的基礎研究推進事業経費, 2001-2006年度, 25501.7万円, 北東アジア植生変遷域の水循環と生物・大気圏の相互作用の解明, 分担 | |
| 研究助成金 | 核燃料サイクル機構公募型研究助成、平成12-14年度，2400万円，"海水準変動 に着目した沿岸海底湧水の起源の検討と超長期沿岸海底 地下水環境変動の評価", 分担 |
| 奨学寄付金 |
（財）産業創造研究所, 100万円 （株）太陽エンジニアリング, 35万円 日鉄鉱業（株），260万円 三井金属資源開発（株）, 200万円 西日本技術（株）, 40万円 |
| その他特色のある教育・研究活動 | |
| 学術講演会等の開催 |
日本応用地質学会九州支部講演会, 福岡 (2001.5.) UNESCO国際水文学計画（IHP)研修コース "第11回水文学における水素・酸素同位体 の利用", 東京・代々木 (2001.9.) 富山県生活環境部・黒部市・入善町主催 "富山湾海洋科学技術セミナー", 黒部市 (2001.12.) 日本地下水学会講習会 "雨水浸透と地下水涵養", 東京・青山 (2001.12) 国際原子力機関(IAEA)-UNESCO国際共同同位体水文学計画準備専門家会議 日本代表, Vienna, Austria (2001.12.) |
| 大学・学部・学科の管理運営に関する分担 | |
| 大学 | |
| 地学教科集団幹事, 教養教育実施委員, 同成績評価部会長, 全学学生部委員会第一部会長, 入学者選抜方法研究委員, アイソトープ総合センター運営委員 | |
| 学部 | |
| 学生委員長, 自己点検・評価委員 | |
| 学科 | |
| 就職委員 | |
| 大学院 | |
| 学生委員, 組織委員 | |