| 氏 名 | 嶋田 純 (SHIMADA Jun) |
| 職 名 | 教授 |
| 研 究 紹 介 | |
| 研究テーマ | |
| ・ | 湿潤温帯における水循環（土壌水、地下水、河川水）の研究 | ・ | 環境同位体による岩盤中の地下水流動に関する研究 | ・ | 比抵抗トモグラフィーを用いた塩淡境界の挙動及び不飽和水分挙動の研究 | ・ | 地下水の古水文情報の解析 |
| 研究内容 | |
| ・ | 地球上の様々なスケールでの水循環プロセスに関して，水分子と共に挙動する環境同位体をトレーサーとして利用することによりその実態解明を行っています。また，この種の追跡は現在の水循環にとどまらず，過去の異なる気候下での水循環の解明にまでそのスケールを拡大させつつあります。 |
| 研 究 業 績 | |
| 研究論文 | |
| 1) | 嶋田 純, "地下水流動の追跡―岩盤中の地下水流動に焦点をあててー", Get九州(日本応用地質学会九州支部会報) No23, 22-27 (2002) |
| 2) | Q. Y. Zhou, J. Shimada, and A. Sato, "Temporal variations of the three－dimensional rainfall infiltration process in heterogeneous soil", Water Resour. Res., 38 (4) (2002) |
| 3) | 近藤昭彦、唐 常源、佐倉保夫、田中 正、嶋田 純、新藤静夫、陳 建耀、沈 彦俊, "中国･河北平原における水循環の認識と水問題の理解", 第６回水資源に関するシンポジウム、1-6 (2002) |
| 4) | 唐 常源・近藤昭彦・嶋田 純・新藤静夫・佐倉保夫・田中 正・陳 建耀・沈 彦俊・宋献方, "中国、河北平原における硝酸態窒素汚染の現状について", 第６回水資源に関するシンポジウム論文集、223-228 (2002) |
| 5) | Y. Shen, A. Kondoh, C. Tang, Y. Zhang, J. Chen, W. Li, Y. Sakura, C. Liu, Tanaka, J. Shimada, "Measurement and analysis of evapotranspiration and surface conductance of a wheat canopy", Hydrological Processes, 16, 2173-2187 (2002) |
| 6) | T. Yamanaka, J. Shimada, K. Miyaoka, "Footprint analysis using event-based isotope data for identifying source area of precipitated water", J. Geophys. Res., 107(D22), 4624 (2002); doi:10.1029/2001JD001187 |
| 7) | Y. Zhang, C. Liu., Y. Shen, A. Kondoh, C. Tang, T. Tanaka, J. Shimada, "Measurement of evapotranspiration in a winter wheat field", Hydrological Processes, 16(14), 2805-2817 (2002) |
| 8) | J. Shimada, C. Tang, T. Tanaka, Y. Yang, Y. Sakura, X. Song, and C. Liu, "Irrigation caused groundwater drawdown beneath the North China Plain", Proc. of Int’l Groundwater Conf., Darwin, Northern Territory, Australia (2002.5.) |
| 9) | 嶋田 純、唐 常源、岩月輝希、徐 勝、田中 正、佐倉保夫、宋 献方、 楊 陽貴, "中国河北平原における近年の地下水状況変化と地下水流動について", 京都大学防災研究所水資源センター報告 No.22, 95-99 (2002) |
| 10) | 大角京子、嶋田 純、大場和彦、黒瀬義孝、丸山篤志、中本恭子, "比抵抗二次元探査法を用いたクヌギ林における土壌水分量変化の観測について", 九州の農業気象, 第Ⅱ集, 11号、11-14 (2002) |
| 講演発表(国際会議および国内学会) | |
| 1) | J. Shimada, C. Tang, T. Tanaka, Y. Yang, Y. Sakura, X. Song, and C. Liu, "Irrigation caused groundwater drawdown beneath the North China Plain", International Groundwater Conference, Darwin, Northern Territory, Australia (2002.5.) [招待講演} |
| 2) | Q. Zhou, J. Shimada and H. Matui, "Characterization of unsaturated zone near around cavity in fractured rocks by using electrical resistivity tomography", Int'l groundwater symposium on Bridging the Gap between Measurements and Modeling in Heterogeneous Media, IAHR, California (2002) |
| 3) | Q. Zhou, J. Shimada, H. Matsui and A. Sato, "Applications of electrical resistivity tomography in mapping rock dispersivity and monitoring water flow in heterogeneous media", Int'l groundwater symposium on Bridging the Gap between Measurements and Modeling in Heterogeneous Media, IAHR, California (2002) |
| 4) | 山中 勤・嶋田 純 ほか, "イベント降雨同位体組成からみた中国東部の大気水輸送過程", 日本地理学会2002年度春期学術大会 (2002.4.) |
| 5) | 小坂寛・嶋田 純・花室孝広・濱克宏, "第三紀堆積岩中の空洞掘削に伴う間隙水の挙動(予察)", 日本水文科学会2002年度学術大会 (2002.6.) |
| 6) | 柳 博・嶋田 純・大場和彦・黒瀬義孝・丸山篤志・杉浦裕義, "阿蘇西麓台地上の畑地における土壌水分観測に基づく水収支", 日本水文科学会 2002年度学術大会 (2002.6.) |
| 7) | 渡辺綾子・嶋田 純・田中隆之・幕内歩, "青森県尻屋崎付近の堆積基盤岩中の地下水流動", 日本水文科学会2002年度学術大会 (2002.6.) |
| 8) | 後藤 純治・嶋田 純・松井 喜治, "黒部川扇状地の地下水流動に関する同位体水文学的研究", 地球惑星科学関連学会2002年合同大会 (2002) |
| 9) | 佐伯 憲一・谷口 真人・嶋田 純, "黒部扇状地沿岸における海底地下水湧出に関する研究", 地球惑星科学関連学会2002年合同大会, (2002) |
| 10) | 中田 智浩・徳永 朋祥・茂木 勝郎・嶋田 純 ほか, "黒部川扇状地における沿岸域の地下水流動と海底湧出地下水", 地球惑星科学関連学会2002年合同大会 (2002) |
| 11) | 村崎 由香子・嶋田 純・佐藤 朗, "高密度電気探査による潮汐変化に伴う塩淡境界面変動の実態", 地球惑星科学関連学会2002年合同大会 (2002) |
| 12) | 米坂 崇・嶋田 純・寺本 雅子 ほか, "土壌水中の安定同位体プロファイルを基にした異なる気候下での土壌水浸透機構の比較", 地球惑星科学関連学会2002年合同大会 (2002) |
| 13) | 上村剛史・谷口 真人・嶋田 純, "地下水流動と地表面温度変化が地下温度環境に与える影響", 地球惑星科学関連学会2002年合同大会, (2002) |
| 14) | Tokunaga, Nakata, Mogi, Watanabe, Shimada, Zhang, Gamo, Taniguchi, Asai, and Matsui, "Detection of submarine fresh groundwater discharge and its relation to onshore groundwater flow system: An example from offshore Kurobe alluvial fan", AGU fall meeting (2002.12.) |
| 15) | Taniguchi, Gamo, Shimada, Tokunaga, Mahara, Kinoshita, and Zhang, "Investigations of submarine groundwater discharge in the Suruga Bay, Japan", AGU fall meeting (2002.12.) |
| 16) | 小坂 寛・嶋田 純・坂本正己, "安定同位体比から見た熊本地域における地下水の起源", 日本地下水学会2002年秋季講演会, 宮古島 (2002) |
| 17) | 徳永朋祥・嶋田 純・茂木勝郎・渡辺正晴・浅井和見・井上 誠・戸井田 克・谷口真人・張 勁・松井喜治, "黒部川扇状地の地下水流動と海底地下水湧出", 日本地下水学会2002年秋季講演会, 宮古島 (2002) |
| 18) | 陳 建耀・唐 常源・佐倉保夫・沈彦俊・嶋田 純, "Use of water balance calculation and tritium to examine the dropdown of groundwater level in the piedmont of the North China Plain (NCP)", 日本地下水学会2002年秋季講演会, 宮古島 (2002) |
| 19) | 嶋田 純・小坂寛・国丸貴紀・川村淳, "間隙水中の安定同位体比に基づく低透水性海成堆積岩盤中の地下水流動の解釈", 日本地下水学会2002年秋季講演会, 宮古島 (2002) |
| 20) | T. Uemura, M. Taniguchi, and J. Shimada, "Repeated measurements of borehole temperature in Kumamoto Plain - Effects of subsurface flow and surface temperature changes -", Matuyama workshop (2002.12.) |
| 報告書・総説・解説・その他 | |
| 1) | 嶋田 純, "地下水の地球化学的調査に関する研究", 深部地質環境の調査･解析技術の体系化に関する研究(その２)報告書,〈社〉システム総合研究所, pp.409-438 (2002) |
| 2) | 嶋田 純, "地下水の地球化学的調査に関する研究", 深部地質環境の調査･解析技術の体系化に関する研究(平成14年度)報告書, 〈社〉システム総合研究所, pp.161-212 (2003) |
| 著書 | |
| 1) | Hydrogen and Oxygen Isotopes in Hydrology - The Textbook for the 11th IHP Training Course in 2001- ed. N. Yoshida, Nagoya Univ. UNESCO. Chap.8, pp.133-151 (2002) |
| 2) | 水ハンドブック,（分担執筆）2.5章 地下水, pp.146-152, 丸善 (2003) |
| 3) | 地球環境調査事典（陸上編）, (分担執筆）第８編４章３節 滞留時間測定法, pp.603-611, フジテクノシステム (2003) |
| 学会並びに社会での活動 | |
| 学会での活動 | |
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土木学会原子力土木委員会地下環境部会地質ＷＧ委員、処分技術ＷＧ委員 日本水文科学会評議員 日本地下水学会評議員 日本応用地質学会代議員 日本応用地質学会応用地質学における地下水問題研究委員 | |
| 社会での活動 | |
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(社)資源協会21世紀地球資源に関する調査研究検討合同委員会委員 (社)資源協会地球科学技術推進機構地球科学技術フォーラム委員 (社)システム総合研究所深部地質環境調査解析技術体系化委員 核燃料開発サイクル機構非常勤嘱託，大学との研究協力実施委員会分科会委員、 深地層の研究施設における研究計画等検討部会委員 (財)電力中央研究所 ボーリング技術高度化調査検討委員会委員 (財)電力中央研究所 地下水年代測定技術調査検討委員会委員 原子力発電環境整備機構技術アドバイザリー委員会委員 熊本県地域硝酸性窒素削減対策会議学識経験者 都城市硝酸性窒素総合対策検討委員会委員 (社)熊本県地質調査業協会理事、地盤図編集委員 熊本県環境審議会委員、同水保全部会長 宇土市環境審議会委員 | |
| 科学研究費等外部資金の取得状況 | |
| 科学研究費補助金 | |
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基盤(A) 平成14-17年度, "山体基盤岩地下水流動の実態解明とその水資源的評価, 代表 基盤(A) 平成13-15年度, "海底湧出地下水の起源と物質負荷量の解明", 分担 | |
| 研究助成金 | |
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核燃料サイクル機構公募型研究助成 平成12-14年度, "海水準変動に着目した沿
岸海底湧水の起源の検討と超長期沿岸海底地下水環境変動の評価", 分担 戦略的基礎研究推進事業経費, 平成13-17年度, "北東アジア植生変遷域の水循環 と生物・大気圏の相互作用の解明", 分担 | |
| その他特色のある教育・研究活動 | |
| 学術講演会等への講師・専門家としての招聘 | 日本水文科学会 2002年度シンポジウム『関東平野の地下水』コメンテーター, 東京・日本大学文理学部 (2002.6.) |
| 大学・学部・学科の運営管理に関する分担 | |
| 大学 |
専門基礎科目委員 産学連携研究推進委員 |
学部 |
教務副委員長 予算・施設委員 自己点検・評価委員 |
学科 | 予算係 | 大学院 |
拡大企画委員 組織委員 |