平成7年度
熊本大学理学部
地球科学教室年報

No. 6  1996

前年度地球科学科ホームページ次年度

======= 目次 =======

第1章 教室構成

  1. 教官・職員構成
  2. 学生数
  3. 卒業生進路
  4. 学位取得者数
  5. 学術振興会特別研究員等

第2章 教室運営・行事など

  1. 教室談話会・特別講演
  2. 集中講義
  3. 紀要の出版状況
  4. 教室内各種委員

第3章 教育研究活動状況

  1. 教官編
  2. 大学院生・研究生編
  3. 卒業論文・修士論文・博士論文


第1章 教室構成

I. 地球科学科教官・職員(平成8年2月現在)

講座

氏名

専門分野

地球物質学

教授

小畑正明

岩石学

助教授

生物圏進化学

教授

岩崎泰頴

古生物学

助教授

地球化学

教授

清水洋

地球化学

助教授

尾崎正陽

鉱物学

助手

横瀬久芳

地球化学・岩石学

地球変動学

教授

松田時彦

テクトニクス

助教授

講師

豊原富士夫

構造地質学

地球環境
システム学

教授

尾田太良

微化石・海洋地質

助教授

松田博貴

堆積学

助手

徐 学東

微化石・海洋地質

事務官  :宇藤江里 (休職中の塚田満世の代替)
事務補佐員:西 春美

* 選考中
# 渋谷秀敏(古地磁気学) 平成8年4月1日着任

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II. 在学生数(平成8年2月現在)()内の数は休学で内数

学部生:

1年

2年

3年

4年

40名

41名

33(1)名

26名

140名
理学研究科(修士課程):

修士1年

修士2年

12名

14(1)名

26名
自然科学研究科(博士課程):

博士1年

博士2年

博士3年

4名

0名

3名

7名
研究生:
学部(0),理学研究科(0),自然科学研究科(2)

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III. 卒業および修了後の進路

学部卒業生(25名):
進学(本学大学院 6,他大学1名),研究生(0名),企業(地質 3,建設1,その他4;合計 8名),公務員(1名),未定(9名)
修士課程修了者(12名):
進学(本学大学院2,他大学2名)企業(地質4),教員2,未定2
博士課程修了者(0名)
博士課程退学者(1名)

IV. 学位取得者

大石 朗
博士(工学) (論文博士)

V. 日本学術振興会特別研究員

森下律生(PD) 平成8年1月採用

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第2章教室運営・行事など

I. 教室談話会

開催回数:9回

講演者:教室外の研究者9名(内海外の研究者1名),教室内0名

講演リスト:

平成7年

第81回
6月22日

伊藤英司

(岡山大学地球内部研究センター教授)
「高温高圧下での鉄—ケイ酸塩の反応」

第82回
6月26日

David J.Ellis

(オーストラリア国立大学地質学)
"Crustal melting, migmatites and a revision of the restite model"

第83回
7月6日

棚部一成

(東京大学大学院理学研究科教授)
「オウムガイ類の自然史」

第84回
10月4日

小池克明

(熊大工学部材料開発学科助教授)
「断層調査・火山活動のモニタリングへの放射能探査の適用」

第85回
10月26日

蔵元英一

(九州大学応用力学研究所教授)
「転位に関する最近の話題」

第86回
12月14日

茂木 透

(九州大学工学部資源工学科助手)
「九重火山の地下構造ー噴火の背景」

第87回
12月20日

渋谷秀敏

(大阪府立大学総合科学部助手)
「今さら火山岩の古地磁気?−ニュージーランド北東北部第四紀火山岩の古地磁気−」

平成8年

第88回
2月1日

鍵 裕之

(筑波大学物質工学系助手)
「固体地球・惑星物質を分光学的に見る」

第89回
3月13日

藤下光身

(九州東海大学工学部電子情報工学科助教授)
「測地学と天文学の分野における電波を用いた位置計測技術」

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II. 集中講義

伊藤英司

岡山大学固体地球研究センター

岩石学特別講義(地球科学特別講義A)

棚部一成

東京大学大学院理学研究科

古生物学特別講義(地球科学特別講義B)

蔵本英一

九州大学応用力学研究所

物理地学特別講義(地球科学特別講義D)

正路徹也

東京大学大学院工学研究科

鉱物学特別講義

中牟田義博

九州大学理学部

実験鉱物学

III. 紀要の出版状況:熊本大学理学部紀要(地球科学)

Vol. 14, No. 2平成8年3月発行

IV. 教室内各種委員

平成7年度

平成8年度

学科長:

小畑

岩崎

教室会計:

岩崎

小畑

教務係:

尾崎

尾崎

学生係:

小畑

豊原

図書係:

小畑・松田博貴

松田博貴

就職係:

清水

豊原

紀要係:

豊原

松田博貴

談話会係:

清水

清水

LAN係:

清水

渋谷

石工室係:

横瀬

豊原

顕微鏡係:

横瀬・徐

横瀬・徐

ゼロックスカード係:

横瀬

横瀬

3号館光学実験室係:

松田博貴

松田博貴

レクリェーション委員:

横瀬

3号館光学実験室係:

松田博貴

松田博貴

2号館コンピュータ室係:

小畑

小畑

教室年報係:

小畑

小畑

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第3章 教育研究活動状況

記載項目

  1. 研究テーマ
  2. 学会誌発表
    1. 原著論文(レフェリーのある論文)
    2. 総説、著書(レフェリーなし)
  3. 学会講演発表〔複数著者の場合は講演者にアンダーライン)
  4. 受賞
  5. 研究助成
  6. 所属学会
  7. 学外委嘱委員
  8. 海外からの訪問者,研究員
  9. 海外出張
  10. その他のニュース

I. 教官編

岩崎泰頴

[1]研究テーマ
浅海棲貝化石群集の種構成の時代による変遷:堆積盆(当時の環境)を復元し,そこに棲息した貝化石群集を明らかにする.現在までに下部白亜系の貝類群(領石動物群とも呼ばれる)と,中部白亜系の御所浦・御船型の貝類動物群については,ほぼ終わっているが,最近我が国でも実用化され堆積場を再現するのに有効とされている堆積相解析により詰めを行っている.古第三系に関しても着手している.
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • 石坂信也・岩崎泰頴・渡辺一徳・長谷義隆・岩内明子(1995)熊本平野地下に分布する最終間氷期の堆積物と平野の沈降速度.第四紀研究,34, 5, 335-344.
  • Ikeya, N., Shimura, K. and Iwasaki, Y.(1995)Ecology and adaptation of the genus Spinileberis inthe North Pacific. in Riha, J. ed., Ostracoda and biostratigraphy, 389-397, A. A. Balkema, Rotterdam.
[6]所属学会
日本古生物学会,日本地質学会,ベントス学会,The Paleontological Society

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尾崎正陽

[1]研究テーマ
  1. ホウ素,フッ素,塩素を含有するアルミノ珪酸塩鉱物の鉱物化学:岩石あるいは珪酸塩鉱物とホウ素,フッ素,塩素などの揮発性成分を含む鉱化流体との反応(グライゼン化作用)によって生成されるアルミノ珪酸塩鉱物の産状と各個鉱物の鉱物学的諸性質の検討.ならびに合成実験によるこれら各鉱物の生成条件,生成環境と鉱物学的諸性質との関係についての検討と考察.また,本年は,カルシウム−ホウ酸塩鉱物も検討対象に加えたい.
  2. b.熱水の作用に伴う硫酸塩鉱物の鉱物化学:熱水変質作用により生成される鉱物,とくに硫酸塩鉱物の産状とそれらの鉱物学的性質と母岩の累進的変質についての検討と考察.ならびに各種の熱水溶液と岩石あるいは鉱物との反応実験による累進変質と硫酸塩鉱物の性質についての検討と考察.
  3. c.古代遺跡出土品(土器類,その他)の鉱物学的手法による検討と考察:土器,その他の遺跡出土品に鉱物学の研究手法を適用して検討・考察を行う.考古学研究室(白木原名誉教授)および熊本県埋蔵文化財センターとの共同研究による鉱物学と考古学との学際的研究.
[2]学会誌発表
b.総説・著書
  • 豊原富士夫・尾崎正陽・長谷義隆(1995)「蒲江」・「鶴御崎」図幅(表層地質図および説明書),土地分類基本調査(大分県・国土庁)(印刷中).
[3]学会講演発表
  • 尾崎正陽: CaO-SiO2-B2O3-H2O 系鉱物の生成条件についての検討.三鉱学会平成 7 年度秋季大会(東京),1995 年 10 月
  • 内田浩一・尾崎正陽:熊本県木葉山産 CaO-MgO-SiO2-CO2-H2O 系鉱物の産状と生成条件.三鉱学会平成 7 年度秋季大会(東京),1995 年 10 月
[6]所属学会
日本鉱物学会,日本岩石鉱物鉱床学会,日本粘土学会,日本資源地質学,日本地球科学会.
[7]学外委嘱委員
国土基本調査調査検討委員(大分県・国土庁),九州中部地域広域地質構造調査検討員(金属事業団)

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尾田太良

[1]研究テーマ
  1. 新生代の微化石層位学的研究ならびに古海洋の復元に関する研究.
  2. 西太平洋におけるプランクトンネットによる 浮遊性有孔虫の生態およびセジメトトラップに基づく浮遊性有孔虫群集の季節的変化及び物質循環に関する研究.
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • Xu, X., Kimoto, K. and Oda, M.(1995)Predominace of left-coiling Globorotalia truncatulinoides (d'Orbigny) between 115,000 and 50,000 yrs BP: A latest foraminiferal biostratigraphic event in the western North Pacific,The Quaternary Res., 34, 39-47.
  • Xu, X. and Oda, M.(1995)Surface water changes in the Ryukyu Trench slope region, western margin of the North Pacific during the last 320,000 years. Trans Pros. Paleont. Soc. Japan, N.S. 178, 105-121.
  • Kimoto, K. and Oda, M.(1995)Faunal assemblages of planktonic foraminifera as indicator of surface water changes in the western equatorial Pacific during the last 300,000 yrs. Proceeding of 5th International Conference on Paleoceanography, Halifax, Nova Scotia, Canada, 47-48.
  • Takemoto, A. and Oda, M.(1995)AMS-14C ages of three piston cores from the Nishi-Shititou Ridges, Northwest Pacific. Kumamoto Jour. Science (Earth Science), 14, 39-45.

b.総説・著書

  • 木元克典・尾田太良(1995)浮遊性有孔虫化石群集からみた西赤道海洋域の過去 30 万年間の海洋環境変動,月刊海洋,27, 459-465.
[3]学会講演発表
  • 宇佐美守弘・尾田太良・高橋雅紀:複合層序学的研究の意義と重要性.日本地質学会西日本支部第 132 回例会(熊本),1996 年 2 月
  • 宇佐美守弘・高橋雅紀・尾田太良:栃木県荒川層群小塙層の浮遊性有孔虫による微化石層序.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 大宅哲哉・尾田太良・鳥井真之:宮崎県国富付近に分布する宮崎層群下部の浮遊性有孔虫化石層序.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 安井 秀・荒井晃作・尾田太良:十二町層中部(鮮新世後期)堆積サイクル内の浮遊性有孔虫化石群集の変化と古環境.日本古生物学会(大阪),1996 年 1 月
  • Kimoto, K. and Oda, M.:Faunal assemblages of planktonic foraminifera as indicator of surface water changes in the western equatorial Pacific during the last 300,000 yrs. Proceeding of 5th International Conference on Paleoceanography, Halifax, Nova Scotia, Canada, 1995
[5]研究助成
  •  
  • 文部省科研費 総合研究(A)(分担者):セジメントトラップに基づく北太平洋における物質循環に関する研究(代表者 北海道大学 大場忠道)
  • 海洋科学技術センター受託研究:物質循環過程の歴史的変遷の研究
  • 日本天然瓦斯興行(石油公団)委託研究:房総半島上総層群中の浮遊性有孔虫化石群集の変動解析
[7]学外委嘱委員
海洋科学技術センター客員研究員

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小畑正明

[1]研究テーマ
  1. 上部マントルでのマグマの発生と移動:上部マントルを構成している超塩基性岩の構成と化学組成を調べることによりマントル物質の部分溶融によりマグマが発生し,上昇する過程を解明する.現在,北海道日高変成帯に産する幌満カンラン岩体をフィールドにしている.
  2. 下部地殻の溶融と酸性マグマの起源:高温型変成帯高温部には,部分溶融によって生じた不均質な岩石ミグマタイトが産する.これらの変成岩〜火成岩の構造と組成を調べることにより大陸地殻下部の部分溶融の過程を解明する.フィールドは熊本県肥後変成帯.
  3. 超塩基性シュードタキライトの形成過程:地震断層に伴う岩石の摩擦熱融解現象の解明.イタリアアルプスのかんらん岩体 (Balmuccia Peridotite) をフィールドとする.
  4. 岩石組織学:火成岩,変成岩の組織を相転移に伴う構造形成という観点から定量的に記述し岩石形成のプロセスとメカニズムを探求する.ディジタル画像処理とコンピュータシミュレーションを用いる.
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • 森下律生・小畑正明(1995) 鉱物の空間分布パターンからみた岩石組織定量化の試み.地質学雑誌,101, 489-498.
  • 中島 隆・永川勝久・小畑正明・内海 茂(1995)肥後変成岩とそれに伴う花崗岩類の Rb-Sr および K-Ar 年代.地質学雑誌,101, 615-620.
  • Takazawa, E., Frey, F. A., Shimizu, N. and Obata, M. Evolution of the Horoman peridotite: Implications from pyroxene compositions. Chemical Geology (in press)

b.総説・著書

  • 小畑正明(1995)超塩基性シュードタキライト:断層摩擦熱による超塩基性岩の全溶融,月刊地球,18, 198-201.
[3] 学会講演発表
  • 小畑正明:地殻の部分溶融と花崗岩マグマの形成の問題点,特に physical process に関する 2, 3 のコメント.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 赤塚貴史・小畑正明・横瀬久芳:室戸岬斑れい岩体における結晶の集積過程の定量的検討.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 森下律生・吉村康隆・小畑正明:岩石組織計量化の試み−肥後変成岩の 2 〜 3 の実例.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
[5]研究助成
  • 文部省科研費 総合研究(A)(分担者):「地殻の発展過程のモデリング」(代表者 京都大学 坂野昇平)
  • 文部省科研費 総合研究(A)(分担者):「地球惑星物質の組織学」(代表者 大阪大学 土山 明)
  • 文部省科研費 重点領域研究(代表者):「地殻下部における酸性マグマの生成と移動に関する研究」
[6]所属学会
日本地質学会,日本火山学会,日本岩石鉱物鉱床学会,形の科学会,Mineralogical Society of America, American Geophysical Union
[7]学外委嘱委員
熊本市震災対策基礎調査研究委員会委員
[8]海外からの訪問者
David J.Ellis(オーストラリア国立大学地質学教室講師)平成7年6月26−27日

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清水 洋

[1]研究テーマ
  1. 固体地球の化学的進化:微量元素及び同位体比の研究により,固体地球の化学的進化を解明する.現在は,東アジアの大陸地殻の化学的発達に重点をおいて研究を進めている.
  2. 海洋における希土類元素の挙動並びにケイ質堆積物の生成環境に関する研究:海洋環境における希土類元素等の微量元素の供給源並びにその挙動を解明する.特に,チャート等のケイ質堆積物の生成環境に関する研究を進めている.
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • Minami, M., Shimizu, H., Masuda, A. and Adachi, M.(1995)Two Archean Sm-Nd ages of 3.2 and 2.5 Ga for the Marble Bar chert, Warrawoona Group, Pilbara Block, Western Australia. Geochem. J., 29, 347-362.
[3]学会講演発表
  • 吉村潤也・清水 洋・高橋和也:九州中部における黒瀬川構造帯の古期花崗岩類および二畳系小崎層中の花崗岩質礫の地球化学的特徴の比較.1995年度日本地球化学会年会(清水),1995 年 11 月
  • 國丸貴紀・尾崎悦子・清水 洋・高橋和也・矢吹貞代:球磨川流域における三宝山帯チャートの地球化学的特徴の時代変化.1995 年度日本地球化学会年会(清水),1995 年 11 月
  • 本多将俊・清水 洋・高橋和也・岡田昭彦:化学組成・粒度組成から見たタクラマカン砂漠の風成堆積物の運搬・移動機構について.1995 年度日本地球化学会年会(清水),1995 年 11 月
  • 南 雅代・清水 洋・足立 守・増田彰正:チャートの Y/Ho 比とテトラド効果.1995 年度日本地球化学会年会(清水),1995 年 11 月
  • Kunimaru, T., Shimizu, H., Takahashi, K. and Yabuki, S.: Sr and Nd isotope ratios and REE patterns in cherts from the southern part of the Chichibu terrane, Southwest Japan: difference in geochemical features between Permian and Triassic cherts. Todai International Symposium on Cosmochronology and Isotope Geoscience (Tokyo), 1996 年 1 月
  • Minami, M., Shimizu, H., Adachi, M. and Masuda, A.: Geochronological and geochemical study of the Archean Marble Bar chert, Warrawoona Group, Pilbara Block, western Australia. Todai International Symposium on Cosmochronology and Isotope Geoscience (Tokyo), 1996 年 1 月
  • 清水 洋:海洋環境における希土類元素地球化学.東大海洋研シンポジウム「海洋同位体地球化学の展望」(東京),1996 年 2 月
[5]研究助成
  • 文部省科研費 一般研究(A)清水 洋(代表者):大陸地殻の形成及び進化に関する同位体地学的研究
  • 文部省科研費 総合研究(B)(分担者):放射性廃棄物処分に関する地質情報の集約と研究の組織化(代表者 千葉大学 新藤静夫)
[6]所属学会
日本地球化学会(評議員),日本地質学会,日本鉱物学会,日本化学会,日本質量分析学会(同位体比部会世話人),Geochemical Society,Meteoritical Society,Mineralogical Society of America,American Geophysical Union
[7]学外委嘱委員
理化学研究所共同研究員
[9]海外出張
「韓半島及び西南日本に分布する非海成白亜紀堆積岩類の比較研究」(日本学術振興会,日韓科学協力事業),韓国,1995 年 11 月 2 日〜 11 月 6 日
[10]その他
東京大学地震研究所(一般共同研究),東京大学海洋研究所(外来研究員)

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徐 学東

[1]研究テーマ
後期第四紀における北太平洋の南西縁及び東シナ海の浮遊性有孔虫化石群集
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • Xu, X. and Oda, M(1995)Surface Water Changes in the Ryukyu Trench Slope Region, Western Margin of the North Pacific During the Last320,000 Years, Trans. Proc. Palaeont. Soc. Japan, N.S., 178, 105-121.
  • Xu, X., Kimoto, K. and Oda, M.(1995)Predominace of left-coiling Globorotalia truncatulinoides (d'Orbigny) between 115,000 and 50,000 yrs BP: A latest foraminiferal biostratigraphic event in the western North Pacific,The Quaternary Res., 34, 39-47.

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豊原富士夫

[1]研究テーマ
 サブダクション帯及びその前面における構造運動:日本列島の構造帯及びその内部の地質構造は,サブダクション帯そのもので形作られたという意見が多くみられる.しかしながら,日本列島の形成において最も重要な役割を果たした要因は,プレートのサブダクションに伴ってその前面に生じた熱であると考えており,主要な地質構造の形成もサブダクション帯そのものの内部ではなく,その前面の高温区内であると考えている.この主張を裏付けるために,下記のようなサブテーマを設定して研究を行っている.
  1. 日本列島の形成過程を層序学的,構造地質学的手法を用いて明かにする.
  2. 過去の造山帯に見られる小地質構造(例えば,小褶曲,マイロナイト,スレート劈開等の組織)を,偏光顕微鏡,微分干渉顕微鏡,電子顕微鏡等によって観察・記載し,また,鉱物学,金属学等の他分野における従来の研究と合わせることによって,その形成時の物理条件,特に温度との関連を明かにしていく.
[2]学会誌発表
b.総説・著書
  • 豊原富士夫・尾崎正陽・長谷義隆(1995)「蒲江」・「鶴御崎」図幅(表層地質図および説明書),土地分類基本調査(大分県・国土庁).(印刷中)
[3]学会講演発表
  • 東谷 謙・豊原富士夫:落射型微分干渉顕微鏡による岩石の変形組織の観察−特にマイロナイトについて−,日本地質学会西日本支部 132 例会(熊本),1996 年 2 月
[6]所属学会
日本地質学会,日本地震学会,地すべり学会

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松田時彦

[1]研究テ−マ
  1. 活断層の地震地質学的研究:地層や地形を使って活断層を調査し,過去の大地震の場所・規模・時期などを知り,将来の大地震の予測や防災に役立てる.
  2. 日本列島の第四紀地殻運動:日本列島は第四紀になって強く圧縮されるようになり現在のような傷だらけの地震国になった.最近地質時代の地殻の動きを地質学・地形学・地震学・測地学などによって総合的に理解する.いわゆるネオテクトニクスの研究.
[2]学会誌発表
b.総説・著書
  • 松田時彦(1995)1995年兵庫県南部地震はどこまで予測されていたか.月刊地球,号外 13, 90-94.
  • 松田時彦(1995)陸上活断層の最新活動期の表.活断層研究, 13, 1-13.
  • 松田時彦(1996)要注意断層の再検討.地震予知連絡会会報, 55, 666-668.
  • 松田時彦(1995)活断層資料からのアプロ−チ.萩原尊禮編著「古地震探求」,東京大学出版会, 151-156.
  • 松田時彦(1995)兵庫県南部地震.中村一明ほか編,「新版火山と地震の国」,岩波書店 , 329-342.
  • 松田時彦(1995)陸上活断層からの古地震復元.太田・島崎編「古地震をさぐる」,古今書院, 125-143.
  • 松田時彦(1995)活断層.岩波書店, 242p.
[3]学会講演発表
  •  
  • 松田時彦:断層から地震を考える.日本地質学会公開講演会(広島),1995 年 4 月
  • 松田時彦:地震の源活断層からなにがわかるか.Memorial Conference in Kobe(神戸),1996 年 1 月
  • 松田時彦:活断層からの地震の予測.日本地質学会西日本支部 132 例会(熊本),1996 年 2 月
  • 鬼木史子・松田時彦・下山正一:福岡市を走る警固断層の詳細位置と地下形態.地球惑星科学関連学会合同大会(豊中),1996 年 3 月
  • 松田時彦:活断層からの地震予測−要注意断層の問題点.地球惑星科学関連学会合同大会(豊中),1996 年 3 月
[6]所属学会
日本地質学会,日本地震学会,日本火山学会,日本第四紀学会,日本測地学会,日本地形学連合,東京地学協会,American Geophysical Union
[7]学外委嘱委員等
日本学術振興会特別研究員等審査会専門委員,文部省測地学審議会臨時委員,地震調査研究推進本部地震調査委員会委員,国土地理院地震予知連絡会臨時委員,地震予知総合研究振興会研究委員会委員,限界地震評価信頼性実証調査実施委員会委員長,震災予防協会評議員,日本第四紀学会評議員,東京地学協会理事,千葉県地震対策会議委員,神奈川県地域活断層調査委員会委員,兵庫県防災会議専門委員,阪神地域活断層調査委員会委員,野島断層保存検討委員会委員長,北九州市活断層調査検討委員会委員長,福岡県活断層調査検討委員会委員長,博多港耐震施設整備計画策定委員会委員,熊本県地域活断層調査委員会委員長,熊本市震災対策基礎調査研究委員会委員

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松田博貴

[1]研究テーマ
  1. 炭酸塩堆積物の堆積作用と続成作用:炭酸塩堆積物の堆積作用ならびに続成作用を規制する地質学的・生物学的・海洋学的・物理化学的・地球化学的要因について,地表調査または柱状試料を基に,種々の分析を通して検討する.
  2. 堆積物に記録された環境変動:堆積物中に様々な形で記録された環境変化を各種分析より明らかにし,地球表層の環境変動と堆積物の堆積作用及び続成作用との関係について検討する.特に海水準変動ならびに気候変動に伴う炭酸塩堆積体の成立・発達・維持・消滅,初期続成作用の定量的評価について検討する.
  3. 炭酸塩岩貯留岩の形成過程:炭酸塩堆積物の堆積作用及び続成作用は,地球表層における環境変動を如実に反映するだけでなく,炭酸塩岩中の孔隙のジオメトリーを規制し,炭化水素鉱床の形成に大きな影響を及ぼす.種々のデータ解析により炭酸塩岩貯留岩の発達様式及び規制要因について検討する.
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • Matsuda, H., Tsuji, Y., Honda, N.and Saotome, J.(1995)Early diagenesis of Pleistocene carbonates from a hydrogeochemical point of view, Irabu Island, Ryukyu Islands: Porosity changes related to early carbonate diagenesis. In Budd, D.A., Saller, A.H., and Harris, P.M., eds., Unconformities in Carbonate strata, Amer. Assoc. Petrol. Geol. Mem., 63, 35-54.
  • Harris, P.T., Tsuji, Y., Marshall, J.F., Davies, P.J., Honda, N. and Matsuda, H.(1996)Sand and rhodolith-gravel entrainment on the mid- to outer-shelf under a western boundary current: Fraser Island continental shelf, eastern Australia. Mar. Geol., 129, 313-330.

b.総説・著書

  • 松田博貴(共著);岡田博有・相原安津夫・歌田 實・青柳宏一・志岐常正・水野篤行編,堆積学辞典.朝倉書店.(項目執筆)
  • 松田博貴(1995)浅海成炭酸塩岩シーケンスにおける炭素・酸素安定同位体組成に基づく地表露出面の認定.地質雑,101, 889-901.
  • 石川正道・中村裕彦・松田博貴・辻 喜弘・佐久山尚文・石田 聖(1995)炭酸塩岩の化学的圧密作用.月刊地球,17, 688-693.
  • 松田博貴・藤澤昭子・藤代典子・角和善隆・狩野彰宏・川村寿郎・木田進太郎・木村浩人・松本 良・沖村雄二・佐野弘好(1995)地球環境と炭酸塩堆積物.地質雑,101, XXXV-XXXVIII.
[3]学会講演発表
  • 松田博貴:炭素・酸素安定同位体組成に記録された続成作用と海水準変動.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月.
  • 山田 努・松田博貴・相澤省一:サンゴ礁における海水組成の経時変化.日本地質学会第 102 年学術大会(広島)1995 年 4 月.
  • 佐藤由理・松田博貴・辻 喜弘・松田純典・斉藤道典・佐久山尚文:貯留岩形成過程解析シミュレーション;GEOSIMによる更新統琉球石灰岩の堆積過程の復元.石油技術協会(幕張),1995 年 6 月
  • 中村裕彦・石川正道・松田博貴・佐久山尚文:3 軸加圧装置による孔隙率及び浸透率の計測.石油技術協会(幕張),1995 年 6 月
  • 石川正道・松田博貴・辻 喜弘:炭酸塩岩の化学的圧密作用.海洋研シンポジウム「炭酸塩の地球化学—炭酸塩の多形形成から生物作用まで—」(東京).1995 年 7 月.
[5]研究助成
  • 理学部奨学寄付金
[6]所属学会
日本地質学会 ,日本地球化学会, 石油技術協会 ,堆積学研究会,炭酸塩コロキウム,Society for Sedimentary Geology,International Association of Sedimentologists
[10]その他
日本地質学会第 102 年学術大会シンポジウム「リズムとイベント:生物源堆積岩からの環境変動記録の解読」コンビナー,1995 年 4 月

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横瀬久芳

[1]研究テーマ
島弧の火成作用とそれに伴った地殻の発達段階に関する研究.主に岩石学的・地球化的手法を用いて,地殻深部で起り得る様々なプロセスについて解析を行っている.
[2]学会誌発表
a.原著論文
  • 横瀬久芳・山本 茂(1996)金峰火山に産する地殻起源のゼノリス:その1 北西九州の地殻深部を構成する岩石.岩鉱,91, 86-101.
[3]学会講演発表
  • 赤塚貴史・小畑正明・横瀬久芳:室戸岬斑れい岩体における結晶の集積過程の定量的検討,日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 横瀬久芳:溶融した花崗岩塊の地球化学的特徴.日本火山学会 1995 年度秋季大会(新潟),1995 年 10 月.
  • 菊池 航・横瀬久芳:カリウムに乏しい矢筈岳火山岩類の成因.日本火山学会 1995 年度秋季大会(新潟),1995 年 10 月.
  • 梁島達也・竹内 徹・小玉一人・横瀬久芳:別府−島原地溝におけるリフト系火成活動の再検討.日本火山学会 1995 年度秋季大会(新潟),1995 年 10 月.
  • 杉山直史・横瀬久芳:別府−島原地溝西縁部に分布する火山岩類の地球化学的特徴.日本火山学会 1995 年度秋季大会(新潟),1995 年 10 月.
[6]所属学会
日本火山学会,日本地球化学会,日本岩石鉱物鉱床学会,日本地質学会

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II. 大学院生および研究生

[2]学会誌発表
a.原著論文
  • 池田和則・長谷義隆・太田 誠(1996)熊本県人吉盆地西部人吉層の植物化石の産状.熊本大学教養部紀要自然科学編第 31号, 105-117.
  • 岩内明子・長谷義隆(1996)九州の別府湾堆積物および鹿児島平野沖積層の花粉分析.熊本大学教養部紀要自然科学編第 31号, 119-130.
  • 下山正一・小杉正人・松岡数充・片岡久子・佐藤直弘・遠藤邦彦・野井英明・竹村恵二・市原季彦・三浦哲彦・陶野郁雄:有明海奥部低地の古環境解析.関東平野−小杉正人追悼号−.(印刷中)
  • 森下律生・小畑正明(1995)鉱物の空間分布パターンからみた岩石組織定量化の試み.地質学雑誌,101, 7, 489-498.
  • 森下律生(1995)CSD 理論とその火山岩適用の問題点.鉱物学雑誌,24, 101-105.
  • 長谷義隆・岩内明子(1996)熊本平野形成過程についての考察−その 1 島原海湾層と有明粘土層の堆積環境−.熊本大学教養部紀要自然科学編第 31 号, 73-80.
  • 長谷義隆・岩内明子・加藤志乃(1996)熊本平野形成過程についての考察−その 2 ASO-3・4 間堆積物の堆積環境−.熊本大学教養部紀要自然科学編第 31 号, 81-91.
  • Yokoyama, Y., M.Nakada, Y.Maeda, S.Nagaoka, J.Okuno, E.Matsumoto, H.Sato andY.Matsushima (1996) Holocene sea-level change and hydro-isostasy along the west coast of Kyushu, Japan. Palaeogeog.Palaeocli.Palaeoec.(in press)
  • Yamasaki, T and M.Nakada (1996) Effects of the Quaternary sea-level change on the subsidence of sedimentary basin: A case study of Osaka-Bay sedimentary basin, Japan. Tectonophysics (in press)
  • 長岡信治・横山祐典・前田保夫・中田正夫・奥野淳一(1995)長崎県大村湾南岸、伊木力遺跡周辺の沖積層と海面変化、長崎大学教育学部紀要(自然科学),53、27-40.
  • Nagaoka,S.,Yokoyama,Y., Nakada,M.,and Maeda,Y.(1996) Holocene sea-level change in Goto Islands, Japan. Gegr.Rep.Tokyo Metropolitan Univ.no.31, 1-11.
[3]学会講演発表
  • 池田和則・長谷義隆・太田誠:熊本県人吉盆地西部人吉層の植物化石の産状.日本地質学会西日本支部第 132 回例会(熊本),1996 年 2 月
  • 市原季彦・下山正一:堆積相 vs. タフォノミー相〜生痕編〜.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 市原季彦:天草古第三系の“遠見山化石層”のタフォノミー相と堆積シーケンス.日本地質学会西日本支部第 132 回例会(熊本),1996 年 2 月
  • 木下裕子・宮原百々・下山正一・市原季彦・竹村恵二:化石と堆積物に基づく最近 12.5 万年間の九州の地殻運動傾向.日本地質学会西日本支部第 132 回例会(熊本),1996 年 2 月
  • 下山正一・市原季彦・G.C. Cadee:堆積相 vs. タフォノミー相〜貝殻編〜.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 下山正一・木下裕子・宮原百々・市原季彦・竹村恵二:地質学的証拠に基づく最近 12.5 万年間の九州の地殻運動傾向.地球惑星科学連合学会合同大会(大阪),1996 年 3 月
  • 宮原百々・木下裕子・下山正一・市原季彦・竹村恵二:化石と堆積物に基づく最近 12.5 万年間の九州の地殻運動傾向.日本地質学会西日本支部第 132 回例会(熊本),1996 年 2 月
  • 岩内明子・三好教夫・安田喜憲・福沢仁之・長谷義隆:東郷池(鳥取県)の年縞粘土層の花粉分析学的研究.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 長谷義隆・岩内明子:ロシアバイカル湖西方ツンカ盆地付近の地形考察.日本地質学会西日本支部第 132 回例会(熊本),1996 年 2 月
  • 宇佐美守弘・尾田太良・高橋雅紀:複合層序学的研究の意義と重要性,日本地質学会西日本支部会(熊本),1996 年 2 月
  • 宇佐美守弘・高橋雅紀・尾田太良:栃木県荒川層群小塙層の浮遊性有孔虫による微化石層序,日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 入月俊明・高橋雅紀・宇佐美守弘:栃木県烏山地域の下−中部中新統荒川層群小塙層下部から産出する貝形虫化石群集の垂直変化,日本古生物学会(大阪),1996 年 1 月
  • 内田浩一・尾崎正陽:熊本県木葉山産 CaO-MgO-SiO2-CO2-H2O 系鉱物の産状と生成条件.三鉱学会平成 7 年度秋季大会(東京),1995 年 10 月
  • 大宅哲哉・尾田太良・鳥井真之:宮崎県国富付近に分布する宮崎層群下部の浮遊性有孔虫化石層序,日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 奥野淳一・中田正夫:西九州の海面変化より推定される低粘性層について.地球惑星科学関連学会 1996 年合同大会(大阪),1996 年 3 月
  • 菊池 航・横瀬久芳:カリウムに乏しい矢筈岳火山岩類の成因.日本火山学会 1995 年度秋季大会(新潟),1995 年 10 月.
  • 國丸貴紀・尾崎悦子・清水 洋・高橋和也・矢吹貞代:球磨川流域における三宝山帯チャートの地球化学的特徴の時代変化.1995 年度日本地球化学会年会(清水),1995 年 11 月
  • Kunimaru, T., Shimizu, H., Takahashi, K. and Yabuki, S.: Sr and Nd isotope ratios and REE patterns in cherts from the southern part of the Chichibu terrane, Southwest Japan: difference in geochemical features between Permian and Triassic cherts. Todai International Symposium on Cosmochronology and Isotope Geoscience (Tokyo), 1996 年 1 月
  • 杉山直史・横瀬久芳:別府−島原地溝西縁部に分布する火山岩類の地球化学的特徴.日本火山学会 1995 年度秋季大会(新潟),1995 年 10 月.
  • 高山夏子・水野篤行:島根県中西部の鮮新−更新統都野津層における花粉分析.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 高山夏子・水野篤行:鮮新−更新統の都野津層の花粉層序学的研究.日本地質学会西日本支部第 132 回例会(熊本),1996 年 2 月
  • 水野篤行・高山夏子:鮮新−更新統都野津層の層序と堆積史.日本地質学会西日本支部第 132 回例会(熊本),1996 年 2 月
  • 東谷 謙・豊原富士夫:落射型微分干渉顕微鏡による岩石の変形組織の観察−特にマイロナイトについて−.日本地質学会西日本支部 132 例会(熊本),1996 年 2 月
  • 本多将俊・清水 洋・高橋和也・岡田昭彦:化学組成・粒度組成からみたタクラマカン砂漠の風成堆積物の運搬・移動機構について.1995 年度日本地球化学会年会(清水),1995 年 11 月
  • 宮田和周・冨田幸光:熊本県の中期始新統より産した裂歯類の新属とその系統分布的意義.日本古生物学会 1996 年年会(大阪),1996 年 1 月
  • 森下律生・吉村康隆・小畑正明:岩石組織計量化の試み−肥後変成岩・深成岩の 2〜3 の実例.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 森下律生・秋月盛雄・小畑正明:鉱物の空間相関を用いた火成岩組織の計測−室戸岬ガブロの例.地球惑星科学関連学会 1996 年合同大会(大阪),1996 年 3 月
  • 梁島達也・竹内 徹・小玉一人・横瀬久芳:別府−島原地溝におけるリフト系火成活動の再検討.日本火山学会 1995 年度秋季大会(新潟),1995 年 10 月.
  • 山崎 雅・中田正夫:堆積盆地の形成と相転移の効果.地球惑星科学関連学会 1996 年合同大会(大阪),1996 年 3 月
  • 吉村潤也・清水 洋・高橋和也:九州中部における黒瀬川構造帯の古期花崗岩類および二畳系小崎層中の花崗岩質岩礫の地球化学的特徴の比較.1995 年度日本地球化学会年会(清水),1995 年 11 月
  • 吉村康隆・森下律生:ザクロ石の組織的セクター−構造と組成累帯構造との関係その 2−包有物の微細組織と組成累帯.日本地質学会第 102 年学術大会(広島),1995 年 4 月
  • 吉村康隆・西田 稔・小畑正明・森下律生:肥後変成岩に産する組織的セクター構造を有するザクロ石の微細構造の TEM 観察.地球惑星科学関連学会 1996 年合同大会(大阪),1996 年 3 月
  • 米光功雄・村田正文・西園幸久:南部北上山地志津川地域荒砥層から産出する放散虫化石とその時代.日本古生物学会 144 回例会,1995 年 6 月

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III. 卒業論文・修士論文・博士論文

卒業論文

阿部真司: 「野津原町東部における朝地変成岩類の地質構造」
天本美保: 「タクラマカン砂漠チーラ西部の砂丘の砂について」
井上享郁: 「岩戸火砕流の岩石学的、地球化学的特徴について」
川野雅記: 「宮崎県国富町周辺における地質」
河村一郎: 「球磨川流域秩父帯南帯におけるチャートの主要元素組成について」
草野陽一郎:「肥後変成帯の岩石学的研究—特に低変成度に産出する岩石について」
久保川辰雄:「佐世保層群及び野島層群の堆積環境の変遷について」
熊安 隆: 「転位組織からみた岩石の変形—特に石英の転位組織について」
是枝広美: 「宮崎県綾・国富地域における宮崎層群下部の古地磁気層序」
斎藤孝志: 「福岡県朝倉炭田における古第三系の層序と堆積環境」
清水秋秀: 「三陸沖で採集された KH94−3LM8PC5 の解析とコア上部の浮遊性有孔虫の化石群集の変遷からみた古海洋の変動」
高橋宗嗣: 「天草下島の福連木層について」
田中久美子:「北海道幌満カンラン岩体の輝石スピネルシンプレクタイトの組織の解析」
田中貴人: 「縄文〜古墳時代土器類の鉱物学的検討」
中島史貴: 「大分県佐伯地域の秩父累帯南帯中のチャートの地球化学的考察」
西田郷子: 「韓国慶尚盆地の花崗斑岩と西南日本内帯の花崗岩類について— Data Base の作成と一考察」
浜田 元: 「日南市周辺における新第三系宮崎層群の地質」
安松 大: 「脱ガラス化をした溶結凝灰岩の岩石学的研究」
山崎 誠: 「東シナ海 SST2 のセジメントトラップ試料からの浮遊性有孔虫」
副島義貴: 「粉末X線回折−パソコン処理法による鉱物含有量の定量法」
冨永 修: 「宮崎県児湯郡高鍋町及び新富町における浮遊性有孔虫による微化石層序」
渡邊洋二: 「古第三系坂瀬川層群の地質と浮遊性有孔虫」
猪股陽一: 「福岡県北九州市福智山における変斑れい岩体のクリッペ」
鳥光高弘: 「肥後変成帯中の石灰岩を構成する方解石結晶の配向性」
秋月盛雄: 「室戸斑れい岩体の空間相関関数を用いた岩石組織の解析」
 

修士論文

兼国晋輔: 「九州黒瀬川地帯に分布する二畳系の2つの Facies」
國丸貴紀: 「ICP-MS による希土類元素の定量法の確立と球磨川中流域の三宝山帯チャートの地球化学的特徴について」
高山夏子: 「鮮新−更新統の都野津層の花粉層序学的研究」
杉山直史: 「有明海周辺域に分布する鮮新世〜更新世火山岩類の岩石学的・地球化学的特徴」
東谷 謙: 「落射型微分干渉顕微鏡で観察される変形組織—特にマイロナイトについて」
本多将俊: 「タクラマカン砂漠内部における風成堆積物の混合過程」
梁島達也: 「九州北西地域における鮮新世以降のブロックローテーション」
山崎 雅: 「堆積盆地の形成と相転移の効果」
吉竹資英: 「霧島地熱帯にみられる粘土鉱物とくに chlorite, chlorite/smectite 混合層鉱物及び smectite の鉱物学的研究」
吉村潤也: 「九州西部における二畳系小崎層中の花崗岩質礫と黒瀬川古期花崗岩類との地球化学的特徴の比較」
米光功雄: 「日本の中部ジュラ系放散虫化石帯とアンモナイトとの対比」
奥野淳一: 「西九州の海面変化とマントルレオロジー」
 

博士論文

大石 朗: 「近畿地方における深部地熱資源の調査と評価に関する研究」
       平成8年2月 博士(工学)
 

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【編集後記】

地球科学科全構成員のご協力を得て今年の教室年報は例年より早く完成させることができました.ご覧のとおり今年は3章立てにし,これまでよりも項目を増やしました.例えば談話会や卒論・修論のリストなども加え,より役立つものをめざしたわけです.今回の編集にあたっては九州大学の地球惑星科学科年報(1992 年度−1994 年度)を参考にさせて頂きました.聞くところによると,九大では当教室の年報を参考にして作成されたということですが,我々はその良いところを再び取り込ませてもらったということになります.この年報が教室の自己点検に,教室内外の広報に,ひいては教室の活性化に役立つことを願っています.

教室年報編集係

平成8年4月30日 第1刷発行