カリキュラムに関すること

1学科制について

受験時に志望分野を問わない1学科制を採用し、一括入試を行っています。1・2年次に幅広い知識を修得しながら自分に合った専門分野を見極めることができます。 大学1～2年次に理学全分野の専門基礎を固めます。理系基礎科目では、数学と理学全分野を学習するものとし、理学共通科目では、専門への入門として、複数のコースにかかわる科目を履修します。これにより、十分な基礎学力が身につきます。
理系基礎科目や理学共通科目を学ぶことにより、理学の広い分野の基礎知識を修得した上で、自分の興味や希望に合った納得のいく専門分野を選択することが可能となっています。なお、コース選択にあたっては定員を設けず、学びたい分野に全員が進めます。

1年、2年の履修について

幅広い教養を身につけるための教養教育の科目を履修します。
また、理学の専門的なことを学ぶ科目は次のとおりです。
【1年次】理系基礎科目：理学全般の基礎を学習します。
教養教育科目の中の理系基礎科目から数学と理科全分野（物理、化学、地球環境科学、生物学）を学習します。高校での未履修科目等に配慮したクラス編成も行われ、習熟度に応じた授業を行います。
【2年次】理学共通科目：専門の初歩を学習します。
専門教育の理学共通科目の履修が始まります。3年次のコース選択に向け、希望するコースの科目を中心に、理学の広い分野の基礎知識を習得し、自分の興味や希望に合ったコース選択を行います。

グローバルリーダーコース（GLC）とは？

多様な価値観を受け入れられる豊かな教養と国際感覚、確かな専門性と柔軟性のある創造的な思考力を身に付け、国内外における地域の課題をグローバルな視点で考え、果敢に行動できる人＝グローバルリーダーを育てるコースです。
入学後2年間はグローバルリーダーに必要な能力および専門基礎力を身に付けます。3年次進級後は、高度な専門科目を履修します。さらに、海外留学、インターンシップ等を通して、グローバルに活躍できる資質能力を身に付けます。 また、メンター教員がつき、学習や進路についてアドバイスします。
グローバルリーダーコースの詳細については以下を参照してください。
（グローバルリーダーコースホームページ　URL：https://www.c3.kumamoto-u.ac.jp/GLC/）

各コースとGLCプログラムの違いは？

3年次進級時に専門分野を選択するという意味では、違いはありません。
3年次進級後、通常の学生は各コース（数学、物理、化学、地球環境科学、生物学）に所属します。グローバルリーダーコースの学生は、希望するプログラム（数学、物理、化学、地球環境科学、生物学）を選択することにより、専門分野を決定します。
なお、グローバルリーダーコースの学生には、別途、グローバルリーダーに必要な能力（幅広い教養、批判的思考力、創造的知性、国際対話力等）を涵養するため、GOKOH School Program（グローバル学修プログラム及びグローバル課外教育プログラムの2つの区分からなる）が実施されます。

入試に関すること

総合型選抜（GLC入試）について

入試では、確かな基礎学力に加えて、英語の基本的な運用力、論理展開力、表現力、課題解決能力、コミュニケーション能力を、書類審査（志望理由書、調査書、参考資料として活動歴報告書など）、面接（英語による）、グループワーク、口述審査や論述審査をもとに総合的に評価します。
なお、今年度は、新型コロナ感染症拡大防止のため、グループワークをペーパーインタビューに代えます。
募集人員、出願要件、選抜内容については、「令和3年度総合型選抜学生募集要項」を参照してください。
（学部入試情報URL：https://www.kumamoto-u.ac.jp/nyuushi/gakubunyushi）

グローバルリーダーコース入試に合格した後で、他の大学（学部）を受験できますか？

グローバルリーダーコース入試合格者で入学手続を完了した方は、国立大学・学部の学校推薦型選抜及び一般選抜（前期・後期日程試験）を受検してもその合格者とはなりません。

進路に関すること

就職先について

学部卒業生の半数近くが、大学院博士前期課程へと進学します。
また、就職先は多岐の業種にわたっています。中学・高校教員、公務員のほか、あらゆる業種の企業に就職しています。
具体的な就職先については、「理学部案内」35頁を参照してください。

その他

高校での授業と大学での授業の違いは？

高校と大学では、学び方が大きく異なります。 高校では、予め決められた時間割に沿って、固定クラス・教室で授業を受けます。 大学では、自分で作成した時間割に沿って授業を受けます。クラスはなく、授業ごとに様々な教室へ移動しますので、選んだ授業によって受講者数が異なります。授業の形式も様々で、講義の他、実習・実験、演習・ゼミナール等があります。選択肢がたくさんありますので、自ら進んで学び、追求していく姿勢が必要です。

理学部在学生の男女比について

理学部在学生の男女比は、約3：1です。 各学年・各コースについての男女比は、「理学部案内」40頁を参照してください。

奨学金について

日本学生支援機構奨学金、地方公共団体・民間奨学制度の他、熊本大学独自の奨学金制度として「熊本大学新庄鷹義基金修学支援奨学金」があります。