熊本大学 理学部

理学部について

学部長あいさつ

「何処で学ぶのか?」を大切に

熊本大学理学部長 藤本 斉熊本大学理学部長 藤本 斉

 理学部は「なぜ?」を大切にし、「自然の理(ことわり)を明らかにする」学問の府です。そして、自然界の様々ところに潜む「なぜ?」にとことん向き合い、新しい発見や事実を基に真理の塔を少しでも高くしたいと思う人々の集う場所でもあります。この「なぜ?」を問い、考える姿勢の涵養を熊本大学理学部では教育の基本理念として1949年に旧制第五高等学校を母体として発足した当初から綿々と受け継いできました。「自然の理」に国境はなく、民族や地域によって違いは生まれません。真理という山の頂に至る道程には、研究者の個性や拘りによる差が出てきます。そこに「何処で誰に学ぶのか?」という違いが生まれます。

 熊本大学理学部では、2004年に「理学部理学科一学科による教育プログラム制」を全国に先駆けて導入しました。現代社会が直面する多くの課題は、一学問分野の視点のみからでは解決できないことが一学科制を導入した最大の理由です。入学後の最初の2年間に数学と理科(物理、化学、生物、地学)を一通り学修した上で3年次から数学、物理学、化学、地球環境科学、生物学の5つのプログラムに分かれてそれぞれの学問分野を極めていきます。3年次へ進級するとき希望するプログラムに必ず進めることが、一学科制導入当初から堅持し続けている他大学にはない特色です。さらに、理学的思考を備え国際的に活躍する人材を育てるため、2017年にグローバルリーダーコースを設置しました。たとえローカルな課題であってもグローバルな視野で取り組まないと本質的な解決にはつながりません。このコースにも3年次から5つのプログラムがあります。

 熊本大学理学部で過ごす4年間が、皆さんにとって充実した日々となって大きく成長できるように、我々全ての教職員が全力でサポート致します。同時に、「学問のルーツは熊本大学理学部にある」「熊本大学理学部で学んでよかった」と卒業後に言っていただけるよう教職員一同精進を続けてまいります。