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地震に対するご支援とお見舞いへの御礼およびお願い


平成 28年 5月 2日

 4月14日夜に発生したマグニチュード6.5と4月16日未明に発生したマグニチュード7.3の2回の大地震(最大震度7)及びその後の1000回を超える余震により,多くの人命が失われ,多大な被害を受けました。
 熊本大学理学部(自然科学研究科理学系を含む)としましては、理学部学生,理学系大学院生の安否確認は終了し,全員の無事を確認しました。しかしながら,建物や設備・装置などへの被害は甚大で、地震直後は多くの部屋で書籍や実験装置等が散乱し、足の踏み場もない状況でした。教職員の努力により授業再開のために必要な整備や代替え措置は進み、一部立ち入りを制限している建物もありますが,5月9日からの授業再開には問題ないことを確認しています。一方で、被害状況の把握が進むにつれて、使用不能となった設備や実験装置等も多数に上り、修理や更新に費用や時間がかかることが明らかになってきました。今後の理学部の教育研究に大きな影響を及ぼすことは明らかです。
 今回の地震に対して、他大学の理学部長先生をはじめとする教職員の皆様、卒業生及び在校生の親戚の方など各方面からご支援やお見舞いを頂きました。また、企業の方々にも、実験装置等の動作確認のために地震後早い時期から来学して頂きました。理学部の教職員を代表して,心から感謝いたします。
 現在,熊本大学では「熊本地震復興事業基金」を設置し、寄附金(義援金)をお受けしております。部局を指定してのご寄付も可能となっていますので、被災した学生や理学部の教育研究のためにご協力頂ければ幸いです。ご寄付の方法は下記のウェブサイトをご参照下さい。

http://www.kumamoto-u.ac.jp/kikin/fukkou/fukkou


 最初の地震から既に半月が経ちますが,現在も余震が続いています。今後も安全確保に最大限の注意を払いながら熊本大学理学部の復興に向けて教職員一丸となって努力して参ります。今後ともご支援、ご協力をよろしくお願いします。


平成28年5月2日
理学部長 市川 聡夫