集中講義案内(2025年度)

これから

期間:2025年10月27日(月)~10月30日 (木) 講師:奥田隆幸氏(広島大学) 科目名:学部:数理科学特別講義H / 大学院:数学特別講義G 題目:幾何学的符号理論入門 場所:黒髪南 自然科学研究科棟 3 階 301 数理演習室 (DC 301)

      10月27日 (月) 3,4限
         28日 (火) 3,4限
         29日 (水) 3,4限
         30日 (木) 3,4限
                 
   
授業の概要: 幾何学的符号理論の概念の説明を行い, 特に球面上の符号理論を題材として Delsarte による符号濃度の上限を与えるフーリエ解析的アプローチを紹介する.

  1.幾何学的符号理論
  2.幾何学的符号理論の具体例
  3.誤り訂正符号
  4.Delsarte 理論
  5.E8 符号について
  6.球面上の調和解析
  7.球関数の計算
  8.8 次元接吻数

期間:2025年11月10日(月)~11月13日 (木) 講師:関根順氏(大阪大学) 科目名:学部:数理科学特別講義I / 大学院:数学特別講義H 題目:後退確率差分方程式入門 場所:黒髪南 自然科学研究科棟 3 階 301 数理演習室 (DC 301)

      11月10日 (月) 3,4限
         11日 (火) 3,4限
         12日 (水) 2,4限
         13日 (木) 3,4限
                 
   
授業の概要: 格子上のランダムウォークで駆動される後退確率差分方程式(Backward Stochastic Difference Equation: しばしばBSΔEと略記)の解説を行う。 これは終端値を与えて解く確率差分方程式であり、条件付き期待値の一般化(非線形化)とも解釈される。 金融・ファイナンス分野や確率制御の分野での応用も多く、確率過程に関する有用で便利なツールである。 本講義では、 初等的で具体的な解析が可能な、格子上を動くランダムウォークで駆動されるBSΔEに焦点を当てた解説を行う。 以下の項目の中からトピックを選んで解説を行う予定である。

  1.初等確率論からの準備
  2.幾何ランダムウォークモデルを用いた数理ファイナンス
  3.BSΔE (I):設定・解の構成
  4.BSΔE (II):線形BSΔE、マルコフ型BSΔE、比較定理
  5.数理ファイナンスにおけるBSΔEの応用
  6.指数効用最大化
  7.動的リスク尺度
  8.再帰的効用

これまで